素敵な親友 ページ40
シウォンが私のヒョクへの気持ちに気付いたのは、ヒョクがジミンさんと付き合うより前の事…
その時からいつだって彼は私の背中を優しく押してくれていた
ヒョクが彼女と付き合うという報告をした日も、仕事も忙しいのに夜中に飛んで来てくれて、一晩中話を聞いてくれて、ずっと側にいてくれた
シウォンは愛する人を大切にできる素敵な人…素敵な親友だ…
どうしてシウォナが女性として私を見てないって断言できるかって？それは…
「今日は相談、よかったの(笑)？」
SW「ええ？ああ…また今度聞いてよ、その、彼女とディナーに行けそうなんだ…」
「え！やったじゃん！！ほら〜だから私の言った通りでしょう？」
シウォンには好きな人がいて…お互いの気持ちを知ってからはこうしてよく相談にのっている
SW「はは、本当に！Aには感謝してる」
「ふふ、また今度ゆっくり聞くよ」
SW「うん、ありがとう…あ、でも今日は相談しようと思って引き止めたわけじゃないよ？ただAと話したかったんだ」
「うん、分かってる…」
駐車場に近づくと、車の前に立つ二人の男性
SW「あ！鍵を渡すのをわすれていたよ」
「もう、かわいそうじゃない(笑)あ…待ってシウォナ…」
少し小走りになったシウォンの腕を引いて引き止める
SW「A？」
「…ありがとう」
これだけはもう一度ちゃんと言いたくて、しっかりと目を見て言った
シウォンは少し大きく目を見開いた後てからまた頭をポンポンとして、
SW「Aは前より強くなったかもしれないね…」
って笑った
それから「冷えるから」とまたフードを被らされて、小走りになって二人で急いで車へと向かった
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作者名：ルル
| 作成日時：2015年8月13日 0時
