プレゼント ＊ ページ38
「あれ？ドンヘヒョン、どうしたの？こんな時間に」
「リョウクこそ…まだ起きてたの？」
下の階の部屋へ帰ってきたら、リビングでリョウクに出くわした
俺が酔って帰ってきたと思ったのか少し不安気に聞いてきたのに、
俺の手元を見て何故かニヤリと笑う
「な、なに；」
「それ何(笑)？」
「な、なんでも…キュヒョンもう寝てる？」
「当たり前でしょ、何時だと思ってるの。で、それ何？」
「えっと…キュヒョンに渡すものがあって……」
「渡すもの……？あ！そう言えばヒョン、結局プレゼントした？ホワイトデーの！」
「あ…いや……；」
そう、出来立てのカップケーキを一口食べたところまでは…凄く楽しかったんだけど…
.
.
「マル…あと、お願いがあって」
「なに？」
「これ、キュヒョンさんに渡しておいてくれない？」
そう言ってAが目の前に置いたのは小さな紙袋
中身は…きっとカップケーキ
さっき、オーブンから取り出したときに三つあったから…
「何で？いいよ、あいつには…」
「(笑) 意地悪言わないで？キュヒョンさん、ホワイトデーに美味しいコーヒー豆持ってきてくれたの」
「え？」
「いつもマルがお世話になってますって(笑)ね、だからお願い。次いつ会えるか分からないし」
「うん…」
.
.
結局、受け取ったキュヒョンへのカップケーキ
いつの間に彼女がコーヒーが好きだなんて話をしたのか…
あいつが最近チョコレートを食べてるって話を思い出して、
渡すついでに他にもいろいろ問いただそうと、遅い時間でもこうやって真っ直ぐここへ来た
「なぁに、僕にあれだけ聞いといてもしかして渡さなかったの？」
「あ、だって…やっぱなんか気待ち悪いかなって」
「えー！なわけ無いじゃん！プレゼント貰って嫌なんてことある？知らない人ならまだしも友だちでしょう？」
「え、じゃあそう言ってよ；！リョウク、好きにしろしか言わなかったじゃん」
「だってヒョン、しつこく聞いてくるんだもん。考えれば分かるでしょ」
キュヒョンはあの子にプレゼントしたのに
"一番目の友だち" の俺は…
自分がどう思われるか、受け取ってもらえるのか、
自分が貰えるのか…
相手の反応を気にしては、自分のことばっかり…
いつからこうなっちゃったんだろう…
「ヒョン？もう…ごめんてば…」
「次、いつ会えるか分からないのに…」
「…ヒョン、僕にいい考えがあるけど…」
「？？」
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ルル(プロフ) - はなさん» 見ていただけて嬉しいです！こちらこそありがとうございます！！ (2022年4月13日 2時) (
レス) id: 9ec4afd1ba (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 期待してのぞいたら更新されていて(；A；)嬉しいです！ありがとうございます！ (2022年4月13日 0時) (レス) @page34 id: 3f48990b69 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - saya_＊さん» あんにょん、お久しぶりです＾＾おかげさまでなんとか続けています！こちらもちょこちょこと書いていきますのでよろしくお願いします＾＾！ (2019年11月10日 23時) (レス) id: 5e07b07294 (このIDを非表示/違反報告)
saya_＊(プロフ) - ルルさんあんにょん！お久しぶりです^^お元気ですか？新作ありがとうございます(*^^*)やっぱりドンヘだった！(ハート)ルルさんの優しい柔らかい雰囲気のお話大好きです♪続きもたのしみにしてますね^^ (2019年11月9日 6時) (レス) id: 2aa5de40a8 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - manmaruuさん» こんにちは！嬉しいコメントをありがとうございます！！こちらもそろそろ更新しますね＾＾これからもよろしくお願いしますー！ (2019年11月5日 10時) (レス) id: 84ad280061 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルル
| 作成日時：2019年10月26日 14時
