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14 KAI ページ30

KAI「しょうがないよ」


BH「…」


KAI「無防備なのは、俺らに安心しきってるってことでしょ」


BH「…」


KAI「…俺らのこと、弟としか見てないってこと」



柔らかく、細い身体を抱きしめる

寝返りを打ったヌナが俺の胸に顔をすり寄せる

本当、ヌナ、気をつけろってば…



BH「何その羨ましいやつ…」



いつの間にかこちらに向き直ってたヒョンが片手に頭を乗せて不満顔



BH「Aヌナ〜俺もいるよ〜」


KAI「わ、ヒョン何してんだよ」


BH「ちょっとくらいいいだろ!さっきチャニョルもちゅっちゅしてたわ!」



俺をひと睨みしたヒョンがもう一度ヌナの頬に口付けた

マネヒョンに言いつけてやる



KAI「返して」


BH「おまえのじゃねーし」


KAI「ヒョンうるさい、ヌナが起きる」


BH「ったく…」



しぶしぶ離れたヒョンが「もう寝るからな」ってまた背を向けた




KAI「…」



そっと頬を撫でる

綺麗な顔だよなぁ…

あ、何笑ってんの



KAI「ヌナ、起きてる?」



…寝てんのかよ

本当呑気っていうか…

分かってんの?

ヌナ一人のために、うちのメンバー全員が大喧嘩して

少しでも自分だけを見て欲しくて

その手を取ろうと必死になって…

それがどんだけ大きなことか分かってないでしょう



なのに、ヌナは何でもない顔をして笑って

安心して俺の背中で眠って

明日の朝になったらヌナはまたいつもみたいに俺に言うんだよ



"起きたらジョンインがいてびっくりした。だからぐっすり眠れたのかな"



その言葉に俺はどういう顔をしていいか分からなくて、結局そっけなく朝ごはんを食べるんだ

喜んでいいのか、分からないよ

だけど、

ヌナが俺だけに笑ってくれるその朝を、一度味わったらもう抜け出せなくなってしまった

テミンのこと、もう笑えない




KAI「ヌナ、責任とってね」




柔らかい髪を耳にかけて、

可愛い耳にそっと唇をつけた

俺の心の声まで全部届いてしまえばいいのに…






.




.




.

15 KAI→←13 KAI



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ルル(プロフ) - ともさん» あんにょんです〜そうなのです…策士ばかりなので突然勘付いたドンへあたりがあわあわするのです(笑) (2019年7月30日 1時) (レス) id: 21cc9d3544 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - ルルさん、あんにょんです!なるほど!?確かにお兄ちゃんたちをよく見て上手く隠せてるのかなぁ?策士ばかりですね。笑 (2019年7月30日 0時) (レス) id: 8360f041ee (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - みきさん» 珍しくこんなセフンくんにしてみました!抱きしめるたびにときめきが止まらないセフンくんなのです^^ (2019年7月30日 0時) (レス) id: 21cc9d3544 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - ともさん» 珍しく大人セフン書いてみました!書きながら大丈夫かなと不安でしたが…^^実はマンネたちのほうが隠すのがうまかったりするのです(笑) (2019年7月30日 0時) (レス) id: 21cc9d3544 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - きゃー!セフナー!!!ヒョンたちに知られたら怒られそう;大きなセフナが抱きしめたらヌナはすっぽり収まっちゃうんでしょうね。かわい〜! (2019年7月29日 22時) (レス) id: cd9810eca3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルル | 作成日時:2018年5月27日 11時

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