愛される彼女１５

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事の始まりが僕だったことが、余計にいけなかったのかもしれない

その時、チャニョルとベッキョン、二人のとんでもない顔が浮かんだのも事実だ

何がどうなっているかというと、一週間前に遡る


.



「あ、ギョンス」


DO「Aヌナ。あにょはせよ」


「あんにょん＾＾」



出演した映画の披露記者懇親会でとあるホテルに来ていた僕

休憩で控え室へ戻る途中、たまたまファッション雑誌の撮影で来ていたヌナと会った

他の俳優さんたちにも丁寧に挨拶してくれるヌナ

ヌナの笑顔を見て思わず笑顔になってしまう人たちを見ると、ヌナの弟というのが誇らしく感じる



「こんなところで会うなんて驚いた」


DO「そうだね。こんなところで撮影してるんだ？」


「うん！ここ、上のフロアに大きなプールがあるの＾＾そこで撮影」


DO「ああ、なるほどね」


「…ギョンス、泳ぎたい＾＾？」


DO「え？」


「＾＾？」


DO「何なのその笑顔；あ…ヌナが泳ぎたいんでしょう；？」


「えへへ＾＾実はね、ここのプール貸切にも出来るんだって！上のフロア自体閉めてくれるから誰も来ないし！」


DO「え、ヌナが貸切にするの？」


「うん！だって、こんなこと滅多にないじゃない？夏だし、やってみようかな〜って思ったけど、一人じゃつまらないし…」


DO「って考えてたら僕がいたってわけ」


「うん＾＾」



目がキラキラしたヌナには、もう有無を言うことすら躊躇われたもんだから←

まぁ…僕も久しぶりにヌナとゆっくり出来るかもしれないって、そう思っていたんだ




.



MG「事情はAのマネージャーからも聞いてる。まぁプライベートは守られるようなホテルだし、俺たちも同行することにはなってるから」


DO「すみません」


MG「ま！必ずしも安全！ってわけじゃないから、いろいろ気をつけてな。おまえもたまにはヌナに甘えてこい(笑)」


DO「一言多いです、マネヒョン」


CY「…ヌナって、何の話？」



そう、まさかチャニョルのヌナペンレーダーが発揮されてるとは知らず…

話してしまえば、「俺も行っていいよね？」「ダメ？」「他のメンバーには言わないから！」のしつこさオンパレードで

ヌナに連絡して、OKを貰ったんだ



.



.



そして今目の前で、あんなに喧嘩していたやつらが大はしゃぎしている




「ギョンス、泳がないの＾＾？」


DO「え？あー…休憩」


「じゃあ私も」



夜のプールは、月の光と静かなライトアップで

ヌナを一層美しく輝かせる

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