【世界編】光り輝く明日を信じてseventh【イナズマイレブン】

２６５話可能性２ ページ3

「あの嵐……からどんな可能性があるの？」
　

「分からん」


「ちょ、ちょっと分かんないの！？」



鬼道がはっきりと分からないと言う。なんなん……。



「それはお前自身で掴め」


「な、投げやりすぎるんよな……でもありがと。参考にさせてもらうよ。

ひとまずは自分のことより、イナズマジャパンの応援だからね！」


「ああ。頼んだぞ」


「休憩終了よ〜！」



秋が休憩終了の声掛けをしてくれたので、マネージャーにドリンクとタオルを渡す。

さて……ここから私はシュート練習のチームに入る。

それは円堂のゴッドキャッチ習得のためだ。



「A！遠慮せずバンバン打ってこい！」


「オッケー！まぁ……せっかくだし私も可能性に挑戦してみるな〜！」



あの嵐からなんの可能性があるのか分かんないけど……やってみる！！



「むっぎ〜！！」


「「！」」



あの時みたいに、掛け声を出して力を溜めてみる。

だけど、上手く行かなかった。



「う〜ん、ダメかぁ」


「紛らわしいことをするんじゃねえ！」


「うぇ？」



染岡から注意をされて、私は周りを見る。

みんな、警戒をしていて唖然としていた。

あ、もしかして私がまた暴走するかもって……！



「ご、ごめんな〜！もう大丈夫だから！」


「Aの怒りが、全て無くなったからかもしれないな」


「なはは〜そうみたい」



修也にそう言われて納得する。

もう怒りという感情はない。今までになかったあの苛立ち……今はもうすっきりしている。

むしろ気がちょっと抜けているくらい？

とりあえず仕切り直しして……いつも通りやるか。



「よっしゃ！じゃあいくよ円堂！」


「おう！」

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