２７３話進化と進化 ページ11
「カステーロ！」
「フィディオ〜！」
超満員の観客席の中から、オルフェウスの元に向かうのはなかなかの至難だった。
「決勝戦だからね……目は大丈夫かい？」
「うん、大丈夫な〜！ありがとう！」
人もいっぱいで、キラキラもいっぱいだ。
だけど……イナズマジャパンの試合をちゃんと見なきゃ。
眼鏡をかけなおして、集中することにした。
試合開始のホイッスルが鳴り響く。
開始早々イナズマジャパンはボールを取られるが、鬼道が取り返した。
オルフェウスとの特訓……役に立ったんだ！
「いいぞ！鬼道！！」
フィディオも嬉しそう叫ぶ。
そのまま上がっていった修也にボールが渡った。
「真・爆熱スクリュー！！」
「ゴッドハンドX！」
ロココが……大会で初めて必殺技をだしてきた。
そのままロココはゴールから円堂に向かってボールを渡した。
これでこそ……決勝戦だ……！
・
イナズマジャパンは何度もコーナーキックになっていて防戦一方だ。
まだゴッドキャッチは完成していない……だから、11人全員が円堂を支えるために守備にいるんだ。
そして、円堂はついに……ゴッドキャッチを完成させた。
ビリビリとイナズマのように感じるこの光……！ついに、ついに！
「円堂……！」
円堂が復活したなら大丈夫だろう。イナズマジャパンは全員で攻めていく。
だって、もう円堂が守ってくれるから。
「同じ全員サッカーでも……俺たちのカテナチオカウンターとは違うぞ！」
「俺達オルフェウスのサッカーは、歴史と経験を持つ完成されたサッカー……。
だがイナズマジャパンのサッカーは、未完成。だからこそ彼らは一試合ごとに代わっていける」
イナズマジャパンが一つの円となっているのが分かる。
キラキラも、共鳴して眩しくなっている。
円堂がゴールから上がってきたボールをヒロトがシュートをする。
「天空落とし！」
「ゴッドハンドX！……ぐあああ！」
やった……イナズマジャパンが……リトルギガントから一点取った！
「やった〜！ヒロトナイスな〜！」
「凄い試合だ……いつか俺たちも、こんな試合をやろうぜ！」
「ああ、もちろんさ！」
ブラージとフィディオが意気込んでいる。
イナズマジャパンのこの熱い戦いが……見ている人たちにも伝わっているんだ。
1対1の同点のまま、試合前半は終了した。
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机田(トラさん)(プロフ) - bizyuさん» コメントありがとうございます！楽しんで読んでいただいて何よりです！続編まで読み直していただけるとは嬉しいです！また続編でもよろしくお願いいたします！ (12月30日 21時) (
レス) id: 8b84652de6 (このIDを非表示/違反報告)
bizyu(プロフ) - 世界編完結おめでとうございます！１読者として楽しく読ませていただきました！続編までもう一度読み直して来ます｡◕‿◕｡ (12月28日 21時) (レス) id: 529a911b17 (このIDを非表示/違反報告)
トラさん(プロフ) - パティあすさん» コメントありがとうございます！毎日たくさん更新してよかったです！続編はもう少し先にはなりますが、気長に待っていただければと思います！ (12月20日 19時) (レス) @page44 id: a7a65d978c (このIDを非表示/違反報告)
パティあす(プロフ) - 世界編完結おめでとうございます！毎日楽しく読ませていただいていました！続編も楽しみに待ってます！ (12月20日 19時) (レス) @page44 id: eca4eceaa9 (このIDを非表示/違反報告)
ポッキー - ありがとうございました。楽しみにしています。頑張ってください。 (12月13日 14時) (レス) id: 5224796705 (このIDを非表示/違反報告)
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