くまさん(病)@3

＠101(安) ページ1

大倉の家で本当に色々あった。
もしかしたらメンバーに始めて本気で怒った。
しぶやんも本気でそう思ってないのなんか分かってた。分かってても許せなかった。

今までの大倉を見てたから。

でも、結局はそれが原因でまた大倉を不安にさせる。僕としぶやんの喧嘩が明らかな原因で大倉は倒れた。

そして今までにない程酷い過呼吸。
村上くんなら落ち着かせられたのかな。なんて、体調を崩したメンバーを頼りたくなるくらいには焦っていた。
そんな中でもしぶやんにどうしても謝って欲しくて、大倉の状況をもっともっと理解して欲しくて、大倉を抱っこさせた。

もちろん、驚いて不安な顔をしていたけど、もう、そんな事で許せる程優しい気持ちにはならなくて、
大倉の為に見せかけて、きっと俺の為に、帰した。
亮ちゃんが帰してくれた。

玄関から戻った亮ちゃんは凄く不安な顔をしていた。

「安？分かるで、すばるくんは言い過ぎやけど、怒る相手居なくて不安やったんやな。って思うねん。
だから、明後日のリハで、謝るなり、大倉の事気遣ってくれるなり、ちゃんとした行動とってたら、許したって欲しいなって、、あかん？」

わざと甘えるような顔で訴えかけてくる亮ちゃんに負けるしかなかった。

「分かっとる。しぶやんが本当はそんな事思ってへんくて、勢いで言うたんも分かっとる。やから、ムカつく。ムカついてしまった。ごめんな。」

眠ってしまった大倉を見て手を握って謝っても伝わらないのに。
しかも、様子がおかしい。眠ってしまったのにまだ少し呼吸が荒れてるのがどうしても気になった。が、手を握って温めることしかできない。

しばらくすると大倉は起きた。それでも呼吸は少し荒れたままで、しかも、テレビの大倉忠義に近い笑い顔。亮ちゃんを見ると少しショックを受けた顔をしていて、やっぱり、誰も頼ることができなかった頃の大倉に戻ってしまってるのだと理解した。

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