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いつからだろう。
母が私の名前を読んでくれなくなったのは。
母が毎晩の様にお洒落して香水を振って出かけるようになったのは。
家に帰ると誰もいない真っ暗な部屋。
またか。
いつしかそう思うようになってきた私もいる。
今思えばそれならそれで良かった
だけどある日突然───────
母「この人今日からあんたのお父さんだから言うこと聞くのよ。」
そう言って久しぶりに会った母が突然連れてきた男の人。
お父さん…?
「…お父さんってどういう事?お父さんは出張じゃ…」
母「そんな訳ないでしょ。言ってなかったけどあの人とは離婚してるから。」
突然言われた事に頭がついていかない。
母「あの人にももう既に家族がいるわよ。」
母「本当はあの人にあんた連れてって貰うはずだったのに。あっちには既に子供がいるからってあんたを私に押し付けてきたのよ。」
家族………
子供………
何も言えなかった。
それって何、私はいらない子なの…？
男「よろしくね。自分ちゃん。」
─────気持ち悪い
ニヤっと笑って私を見る目。
母「あんた挨拶くらいしたらどうなの。ごめんなさいね正樹さんこんな子で。」
正「全然。可愛い娘さんだね。」
2人の会話が全く耳に入ってこない。
「……私……寝る」
一刻も早くその場から逃げたくて自分の部屋に駆け込んだ。
嘘...?
夢…?
いつかお父さんが帰ってきたら元に戻ると思ってたのは私だけ…?
私の知らないうちにもう家族は壊れてたんだ─
隣の部屋から聞こえてくる2人の卑猥な声。
聞きたくない
いくら耳を塞いでも聞こえてくる母の喘ぎ声
気持ち悪い───────
次の日結局私は一睡も出来なかった。
今日は土曜日だから学校は休みだけどどこかへ行こうにも気力が湧かない。
ｶﾞﾁｬ
正「おはよう。自分ちゃん。」
昨日と同じ笑顔が貼り付いた男が部屋に入ってきた。
「……な、なんですか。」
正「ははっ。随分と僕は警戒されてるみたいだね。」
そう言って私のいるベッドに近づいてくる。
「こ、来ないで下さい…」
正「こんな可愛い娘が出来て僕は幸せだっていうのに。自分ちゃんはそうじゃないのかな？」
嫌だ…来ないで…小刻みに震える身体
「……嫌っ」
正「分かってないね。自分ちゃん。言うこと聞かないと君は捨てられるんだよ?わかる?君はイラナイコなの」
「………………っ」
やっぱり私は要らない子なんだ─
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km0107(プロフ) - 続き読みたいです。そろそろ更新してほしい…😢更新催促コメントはあんまりと作者ページにありましたが、コメントしてしまいます🙇 (2022年7月31日 6時) (
レス) id: 7f4f373820 (このIDを非表示/違反報告)
ruri(プロフ) - なぎささん» わわわありがとうございます(;_;)ෆ⸒⸒(やっと返信の仕方知りました)ちょくちょく上げれるよう頑張りますありがとうございます❤︎ (2022年7月20日 20時) (レス) id: bd4c69289f (このIDを非表示/違反報告)
なぎさ(プロフ) - いつもお話し読ませてもらってます作者さんにもいろいろ予定があると思うし私は作者さんの更新出来るときに更新したらいいと思います続き楽しみにしてます無理せず頑張ってください (2022年7月19日 1時) (レス) @page49 id: 090abd2e63 (このIDを非表示/違反報告)
km0107(プロフ) - あの〜また更新サボりがち？私と同じように続き気になる方いるし、お話のストックあるなら更新してほしい… (2022年6月26日 3時) (レス) id: 7f4f373820 (このIDを非表示/違反報告)
yuka_rmpg(プロフ) - 続きが気になります。無理にとは言いませんが続きを書いて欲しいです。 お願いします。 (2022年6月6日 2時) (レス) @page50 id: 826d7128f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ruri | 作成日時：2022年2月2日 7時
