～次元vs降谷～ (ページ7)

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厄介な相手ページ7

次元「はぁ……」

双眼鏡を片手に次元は大きなため息をつく

……

…

次元『冗談じゃねぇぞ！

なんで俺がこの嬢ちゃんの相棒なんだ！？』

ﾙﾊﾟﾝ『まぁまぁ、次元。これも仕事のうち……』

次元『お前の仕事だろうが！』

ﾙﾊﾟﾝ『俺は師匠ってことで、援助と評価をだな…』

…

……

やり取りを思い出しながら次元は再びため息をつく

暗闇の中一つの影が木の葉のように軽やかに舞っていく

次元「末裔か……」

予告状からは予想つかない動きに
次元も素直に称賛を送る

ﾙﾊﾟﾝ《やほー、次元ちゃん！雛鳥はどうよ？》

次元のイヤホンから呑気な声が聞こえてくる

次元「あー？

まぁ、悪くねぇんじゃねぇか。
……いや、寧ろおふざけがねぇ分こっちの方が良いかもなぁ？」

ﾙﾊﾟﾝ《ぬぅわにぃ？

って、そんなこと言ってる場合じゃねぇ。
次元、今夜はちぃーとばっかし厄介な相手がいるみてぇだわ。
目的のもん手に入れたら、さっさとそっからずらかってくれぃ。》

次元「はぁ？厄介って

……銭形のとっつぁんじゃねぇだろうな」

ﾙﾊﾟﾝ《いや…… でも、同じくらい面倒な気がするぜ》

ルパンの言葉に次元の顔色も変わる

…と、暗闇の中で一瞬人影が動いた

次元「……切るぞ」

ﾙﾊﾟﾝ《……頼んだぜ》

Aの姿を確認すると、何事もなく軽やかな足取りで人影の待つ場所まで進んでいる

次元「はぁ……
相棒っつーより保護者だろ」

そう言い捨てながら、次元もまたマグナムに手をのばし動き出すのだった…