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有剣に聞いたら止められることなんて100も承知
だとしても鳳仙のために何かしてあげられたことなんか1回も無いし、いいチャンスじゃない?
まぁ、後々この決断が後悔することになるんだけど。
『分かった。』
有剣「お前は大人しくしてればい〜の」
「「ウッス!!」」
『ん?あ、』
有剣が呑気に手、いや腕を振る
柔道場の正面にデカデカと表された"鳳"の字を数秒見つめたあと床に腰を落とす
佐智雄「悪い、遅れた」
『おかえり』
佐智雄「あぁ、」
有剣「やっぱレッドラムみてェだなァ?」
有剣が私から少し離れ特有のしゃがみ方の末佐智雄くんにレッドラムを見せる
佐智雄「サバカン」
サバカン「はい!それが、出処までは、まだ…」
『私も戸亜留市抜けてちょっと調べに行ったけどやっぱりまだ知られてないみたい』
佐智雄「そうか」
仁川「サバカン!!」
サバカン「はいっ!」
サバカンの胸ぐらをつかみ始めた仁川を止めに立ち上がろうとすると有剣に大丈夫と耳打ちをされまた座らせられる
仁川「お前一人に苦労させねえよ。この街で好き勝手されてたまるかよ、なぁ!!」
「「うぁい!!」」
仁川「行くぞ」
志田「おいサバカン〜お前はやることあんだろ?この前の件佐智雄に報告してしっかり片付けてもらわねえと。お前ら行くぞ」
「「うぃ!」」
『みんな仕事はやぁ、』
有剣「およよ、そういや沢村今日は見てねェけど」
佐智雄「沢村にはこっちの用を頼んだ」
有剣「そっか…」
『もしかして佐智雄くん、妹の』
佐智雄「…」
『ったくほんと過保護笑』
佐智雄「はぁ俺も行く」
有剣「あぁ、ちょっと」
有剣が佐智雄くんの肩を抑え行く手を阻んだ
有剣「佐智雄は、この前の七森との件ちゃーんとケリつけてもらわねェと」
サバカン「おいお前らこい!佐智雄さんすいませんっ!」
「「すいません!」」
佐智雄君に向かって頭を下げるサバカンくん始め5.6人
サバカン「あんっだけ言われてたのにこの馬鹿ども…」
私はよく分かってない。こういうゴタゴタは私がすぐ手を出すことを知ってのことだろうけどなかなか教えてくれない
『よし…』
小さく声を出せばサバカンくん達の声にかき消され、こっそりツルツル後輩くん達を壁にその場を抜け出せば有剣だって気付いてない
チャンスだ、今向かわないともうチャンスはない気がする。裁く女を演じて情報を得れば鳳仙のタメになる。
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A(プロフ) - めちゃめちゃ続きが気になる!続きも楽しみに待ってます (2022年1月18日 21時) (レス) @page5 id: c5820b78bf (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 更新まってますなき (2020年2月24日 6時) (レス) id: dce11c1888 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら - 小田島君の小説嬉しいですありがとうございます!!! (2019年10月23日 6時) (レス) id: 006380ee8b (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - 更新楽しみです!小田島様大好き名ので頑張ってください (2019年10月21日 20時) (レス) id: 2e0c1bdb80 (このIDを非表示/違反報告)
満里奈 - 初めまして!満里奈と言います!小田島さんの夢小説書いてくださってありがとうございます!これからも、頑張ってください!応援してます! (2019年10月21日 20時) (レス) id: 231c20ad9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラン | 作成日時:2019年10月21日 19時