【ツイステ】紅き薔薇に忠誠を-2-【男主】

尋問サスペクト ページ22

ユウside



グ｢あ゛〜〜〜〜〜！！｣

全｢｢！！｣｣

しばらく黙り込んでいたグリムが急に大声を出すからびっくりして心臓が止まるかと思った！！


カ｢なんだ！？急に大声出して｣

グ｢オ、オレ様知ってるんだゾ！
そのユニーク魔法使うやつ！！｣


僕もなんとなくだけどわかった気がする
グリムと共に行動してたからわかるけど、関わりを持った生徒はそんな多くないし


最近のグリムの様子からきっと今回の犯人は…

ユ｢犯人はラギー・ブッチだ！！｣


ケ｢ラギーってサバナクロー寮の…？｣

リ｢捕まえて話を聞き出そう｣


犯人の目星が立ってからは早かった

ラギーさんのいる2年B組に向かって
話を聞き出そうと廊下に呼び出し

いざ本題に入ろうと思ったところで先輩方のマジカルペンがラギーさんに盗られてしまっていた

ラ｢懐ガラガラ、隙ありすぎ……
楽勝で盗れちゃったッス｣

シシシッとこちらを挑発するように笑う


てんやわんやしているうちにラギーさんは逃げてしまって、頑張って追いかけるけど全く追いつけそうにない…

途中でエーデュースがリドル寮長に駆り出されたけどそれでも全然ダメ…

ユ｢はぁ、はぁ…やばい 僕こんなに体力なかったっけ？｣

エ｢ぜー、はー、何あいつめっちゃすばしっこい！！｣

デュ｢はぁ、ただ速いというよりかは…
はぁ、高低差を飛び越える能力が尋常じゃないな｣


もう足が笑ってるよ〜…
ラギーさん全然息が切れてない、シンプルにすごい……！


ラ｢シシシッ！4人がかりでそんなもんスかぁ？
大したことないっス…｢ガシッ！！｣……えっ！？｣


『ふふっ、ラギー捕まえた…なんてね？』

全｢｢Aさん/先輩/くん！？｣｣


え、いつから居たの？っていうか近づいてきたの気づかなかった！


ラ｢な、なんでAくんが……？？｣

困惑しているラギーさんにAさんはニコニコと楽しそうな笑みを浮かべている


『歩いていたら楽しそうに鬼ごっこしているんですもん
…少し気になったので来ちゃいました

それに──────』


Aさんはおもむろにラギーさんのベストに手を入れた


『ラギーから僅かにですがリドルの魔力を感じました…
やはり盗んでいたのですね？マジカルペン』


ラ｢……あ、あちゃ〜
1番見つかっちゃいけない人に見つかったッス……｣






2本のマジカルペンを手にして、ニコリと笑ったAさんの目は全く笑っていなかった

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