マジカメのフォロワーさんが同じ学校にいるらしいけどマ？【ツイステ】

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昼休み、中庭でデュースがマジカルペンを握りしめる。




エ「頑張れ〜デュースくん」


『デュースならイケるよ〜』




デュースがペンを振り上げて詠唱を始めた。




デ「“清き乙女の吐息。揺れ動く水玉は、現世を彷徨う。…いでよ、水の精(ウンディーネ)！”」




空中に現れた小さな水の塊が、少しづつ人間のような形を取り始めた。




すぐに手のひらサイズの水で出来た女の子が出来上がり、妖艶に微笑む。




『これが水の妖精…』


エ「これでデュースの召喚術のテストもなんとかなりそうだな」


『私、召喚しないのに詠唱全部覚えないといけないだよなぁ』




妖精が私の目の前までやってきて、悪戯っぽく笑った。




可愛いからマジカメに晒し上げられる刑に処す。




『当日もこの子を召喚するの？』


デ「ああ、召喚した時点でそいつとはもう契約されたからな。当日も大人しく出てきてくれるかは不安だが」


エ「詠唱に乙女ってあんのに俺の水の精は男だから、あんまやる気でねぇ」


『エースの子、かわいそう』




私が写真を撮り終えたのを確認すると、デュースが妖精に微笑みながら、もういいぞ、と言った。




すると妖精は顔を少し赤らめながら元の水に戻って地面へと落ちた。




この初恋泥棒め。




エ「あ、そうだ。今日なんでもない日のパーティーなんだけど、予定ないなら来ない？」


『行く〜』


デ「なら放課後一緒に行こう」




パーティーって、ミドルスクール以来かもしれない。




仮にも他寮の生徒が行っていいのか分からなかったが、他のハーツラビュル寮生もたまに他寮の生徒を招待しているらしいから安心した。




ケーキいっぱい食べれたら嬉しい。




一番楽しみなのはトレイという先輩が作るケーキかもしれない。

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