*93話 カワリーノ ページ3
か「・・・分かったわ」
貴「ありがとうございます…」
このまま会話を続けていたら、今度はきっと、二人を傷つけてしまう
それが…すごく怖かった
か「気を付けるのよ」
こ「また明日ね」
貴「・・・はい…」
―はっきり言って、邪魔よね
―あなたみたいな子が仲間なんて…
―もう二度と会うことも無いと思うけど
貴「っ!」タッ
忘れろ…忘れろ…!
あれは夢…現実じゃない
現実じゃ…ないはずなのに…
どうして…こんなに苦しいんだろう
どうして…こんなにも怖がってるんだろう
みんなに、酷いことしちゃった…明日ちゃんと謝らなきゃ…
貴「・・・」
こまちさんとかれんさんには帰るなんて言ったけど…帰る気にもなれず、家に帰る道とは別の場所の曲がり角で曲がる
私…何してるんだろう…
普段だったらこんなこと…絶対しないのに
貴「・・・ていうかそもそも…私…どうしてこの世界に来ちゃったのかな…」
この世界にこなければ、こんな思いをすることも…
「ようやく見つけましたよ」
貴「っ!?誰!?」
突然後ろから声をかけられ、思わず身構える
後ろに立っていた人物を見た瞬間、私は固まってしまった
え…カワリーノさん…?ナイトメアが…私になんの用…?
カ「そんなに警戒しないでくださいよ」
無茶いうな…
この世界では、カワリーノさんのこと、知らないはずだからもう一度同じ問いを重ねる
貴「あなたは…誰…」
カ「は?あぁ、記憶がないんでした。仕方がないですね…。カワリーノと申します。いご、お見知りおきを」
いやいや…"は?"はこっちのセリフだから
記憶がない…?何を言ってる…?
貴「・・・私に…なんの用…?」
カ「簡単ですよ。私と一緒に来てください。___様」
___…?私の夢にも出てきた名前…。なぜ…カワリーノさんが知ってるんだろう
貴「いやだと言ったら…?」
カ「あなたには拒否する理由がないじゃないですか」
大丈夫…?私には私の生活がある
カ「だってそうでしょう?貴方にはろくに信じることもできないような友人しか、いないじゃないですか」
貴「っ!違う…!そんなこと無い…!」
カ「ほう?何が違うと言うのです?」
貴「私は…みんなを…みんなを…!」
―うそ…つき…。そんなこと言っても…どうせ私のこと、おいていくくせに…
貴「信じて…」
―何でもないです…。すみません…今日は先に帰りますね…
貴「信じて…」
なかったのかな…
か「ね?なにも違わないでしょう?」
貴「」
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桜月 - ありがとうございます!楽しんでいただけているなんて、すごく嬉しいです!学校…あぁ…夏休みの宿題がぁ…。こほん!私も5にみんなに元気をもらってます(笑)本当にありがとうございます!これからも頑張ります! (2019年7月26日 8時) (レス) id: bf4928b3fa (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 桜月さん初めまして!毎回楽しく見ています!5のみんなからいつも勇気や元気をもらいます!これからも頑張ってください!自分もこの小説見て学校頑張ります!! (2019年7月25日 6時) (レス) id: 30d442498d (このIDを非表示/違反報告)
桜月 - アリサさん» 嬉しいです…!ありがとうございます!これからも頑張ります!本当にありがとうございます!どれだけありがとうございますって言っても足りないくらい嬉しいです!(笑) (2019年7月1日 21時) (レス) id: bf4928b3fa (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - 凄く凄く面白いです!元気を貰ってます!更新大変だと思いますが頑張ってください! (2019年6月30日 22時) (レス) id: 79d6df86c0 (このIDを非表示/違反報告)
桜月 - まなさん» のぞみも可愛いですよね(笑)のぞみママの看病の回では、頑張るのぞみにめちゃくちゃ癒されました(´∀`*)応援ありがとうございます!すごく嬉しいです。 (2019年6月24日 21時) (レス) id: bf4928b3fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜月 | 作成日時:2019年6月15日 23時