にくいあの子。みにくい私。【ツイステ】

・thirty six ページ40

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「特待生さんよ！」




「どうせ学園からたんまり金もらってんだろ！」




「魔法が使えないくせにこの学園にいて恥ずかしくねぇのかよ！」









もう慣れた。



やっぱり魔法がないのに名門であるこの学園にいると反感を買うことなんて当たり前



名門校なのににこんな昭和のチンピラみたいな生徒がいるなんてびっくりだ









それに私はお金なんてもらってない





生きてくだけでいっぱいいっぱいなのに









しかもそれ全部、監督生さんもじゃない？





魔法がないのにこの学園に通ってるのは監督生さんもだし




ありあまるほどのお金はもちろん、物ももらってるのは監督生さん




化粧品だって買えてるのよ





そんなこと、"俺"が男であるうちは言えない









「女見てぇな面してなよなよしてよ！」



「きもいんだよ！」








そりゃ女だもん




隠さなくていいなら、監督生さんみたいに堂々と女の子して生きたい



やりたくてしてるわけじゃないのに、








「なんか言えよ！」








言ったら逆上するだけじゃない




相手に従って飽きるのを待つ





今日は打撲だけで済むといいな


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『いった…』







あいつらどんだけ馬鹿力なんだよ



額がどくどくして、波打ってる感覚



ふらふらしてまともに歩けない







『保健室空いてるかな…』





やっぱ慣れても痛いものは痛い






「ちょっと！アンタ！」





『ひぃ！』






後ろから、誰かに肩を掴まれた




ちょっ痛い痛い



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ぶっちゃけちゃうと私、闇堕ちエンドしか考えてなかったんですけど


みんな救済(愛され？)エンドも欲しい感じですか…？

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