にくいあの子。みにくい私。【ツイステ】

・forteen ページ16

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なんか1日でいろんなことがありすぎて





今までの平凡な日常に慣れていた私は





疲労し切っていた






今更になってオンボロ寮での思い出を思い出す





誕生日の時にはみんな、家にサプライズしに来てくれたな




リドルはジャンクフードが嫌いなはずなのにラギーが持ってきたポテトをキラキラした目で見てたな





カリムとジャミルの熱砂の国の伝統料理は最初は





質素なものを好む日本人の舌には合わなかったけど慣れてきたら癖になる味だったな




レオナさんは補習サボる時に時々オンボロ寮に寝に来てたな




レオナさんは私が寮奪われたこと知ってるのかな




さすがに、レオナさんでも女子がいる寮に寝に行くなんてことないよね




…多分、私だけの特権かも、なんて





そういえば、時々夜に遊びに来る





廃墟が好きなマレウスは





どうなるんだろう





一人で寂しい夜に決まって現れてたから




心強かったな




次はいつ来てくれるんだろうって




最初は彼のことなんて知らなくって




名前も知らないって言ったら、





目を見開いた後少し、ほんの少し嬉しそうに笑って




「マレウスだ」



そのあと、ディアソムニア寮長って聞いて





私は今までそんな人を呼び捨てにして廃墟マニアとか言ってたの？！ってびっくりして




すぐに変えようと思ったけど




「お前になら、呼び捨てでもなんでもいい
特別だ」




なんていって微笑むから




自分が今男なんてことも忘れてときめいたりして









その特別は、誰の手によって壊されるのか

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