シングル (ページ12)

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A『たく〜、ごめんなお待たせ。おねつはかろ？』

拓『ぅん、、』

戻ってくる時に一緒に持ってきた家にあった唯一のスポーツドリンクを床に置き、体温計を取り出して熱を測らせた。
すると、表示された数字はなんと、38.8℃。こーれはしんどいはずやわ、、

A『しんどいなあ、、でも脱水なったら大変やからちょっとでいいからこれ飲み？自分で飲める？』

拓『のめる、、』

コップに移し替えてストローをさしたスポーツドリンクを拓哉に渡す。ちょっと飲めたみたいで安心。

拓『まま、みんなのところ行かんでええの...？たくはひとりでもだいじょーぶやで、？』

A『たく、今は自分のことだけ考え？しんどいやろ？でもたくは偉いなあ。こんな時までみんなの心配してくれるなんて☺️でもな、今から丈くんたちがきてくれるから、今日はたくがママ独り占めやで？』

拓『ほんまぁ？やったあ、！ままひとりじめやぁ☺️...zZZ』

スポーツドリンクをのめて、少しお話してたら聞こえてきた寝息。ちょっと寝られそうで安心。
にしても、、、こんなしんどい時まで弟たちのこと一番に考えてくれるなんてほんまにいい子すぎる。(親バカ許してぇ！)私やったらそんなこと1ミリも考えられへんわ。

その間に到着していた丈くんたち。連絡がきていて、、

丈『家着いたから、とりあえず買ってきたもの冷蔵庫にテキトーにぶち込んどいた』

A『りょうかい、ありがとう』

丈『拓哉どんな感じ？』

A『38.8℃あって、とりあえずスポドリ飲ませたらちゃんと飲めたみたいで今はちょっと寝かせてる』

丈『うお、めっちゃ高いやん。』

丈『とりあえず今日は拓哉のそばにいて存分に甘やかしたってな。こっちは任せろ』

A『ありがとうまじで〜恩に着る〜😭』

こんなやりとりをしていた(笑)