逆らった441回目 ページ43
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力強くそう思って目を開けたその先にあったもの。
それは、ぽつんとひとりで立っている私の姿。
それだけ。
それだけだった。
「A!!」「Aちゃん!!!」「Aーーーっ!!」「いやお前ら静かにしろよ!」
「!」
次に目を覚ましたのは昼過ぎだった。
ドタドタとうるさい、本当に騒がしい足音と声でパッと目が覚める。
あぁ…お昼ご飯の時間だ。
澤「A、起きれるか?」
「あ、はい。大分体調も良くなってきました」
及「よかった…黒尾から話聞いた時がちで心配したんだからね…」
「…すんません」
うっわすごい心配かけた死にたい((
澤「飯どうする?ここに運んでくるか?」
「ごはん…」
お昼…ここに運んできてもらうってことはひとりで食べるってことだよね?
そう考えて、ふと、今日の夢を思い出す。
みんながいなくなる夢。
私がひとりぼっちになる夢。
そしてさっきの、黒尾さんの背中。
”………寂しい、な”
なんて、柄にもないこと言ったら笑うかな。
「大丈夫です
…みんなと、食べたいので」
残り合宿日数も少ない。だから、せめて少しでもみんなと一緒に居たい。
らしくないことで心の中がいっぱいになってるのが自分でもわかった。
澤「じゃあ行こう。立てるか?」
「…うーん、どうでしょう、まぁ立てる…?」
東「すごく微妙な返し方だね」
「あ、立てた。はい行きましょー」
「「(相変わらずマイペース…)」」
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奏稀(プロフ) - 木兎さんの設定が好きです…非童/貞な木兎さんがどタイプ…!!! (4月4日 16時) (レス) @page19 id: c1b9d68e3d (このIDを非表示/違反報告)
風花 - 初コメ失礼しまーす。真面目に言っていいですか、神作者ですね!私も趣味が物語書くことなので尊敬します!更新楽しみにしてます😀 (3月25日 18時) (レス) @page49 id: 46882931fe (このIDを非表示/違反報告)
涼(プロフ) - 数年経ってまさかの更新!!本当にありがとうございます!(´;ω;`) (3月24日 14時) (レス) @page49 id: 912a8b7391 (このIDを非表示/違反報告)
涼(プロフ) - 更新お願いします(´;ω;`) (3月22日 18時) (レス) @page47 id: 912a8b7391 (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - 気長に待ってます(´˘`*) (2022年7月20日 23時) (レス) id: 8e211c9ed9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霸留 | 作成日時:2018年1月1日 0時