【HQ!!】神様に逆らった結果、ハイキューの世界に送り込まれました ぱーと８

逆らった３９３回目 ページ44

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及「…え」


「なんですか、私がお礼いうことがそんなに珍しいですか？」






きょとん、とした及川さんにそう問えば、及川さんは首がもげるんじゃないかっていうくらい首をぶんぶん振って違う、と否定した。





及「違う…え、どこか痛いの？」


「頭おかしくなったって言いたいの？」


及「違う！ちがくて…」





次第に焦りを露わにし始める及川さん。


何にそんなに焦っているのか全く見当もつかなかった。


けど、次の及川さんのひとことでその意味が分かった。






及「Aちゃん…泣いてる」







「…本当だ」






瞬きしてみればほろりと涙が零れるのがわかった。


それを合図にぼろぼろと雨のように零れてきた。






「…なんで泣いてんだろ」







自分でもわからなかった。

けどこれは悲しいとか痛いとか悪い意味で流してるもんじゃなくて、安心したときにふっと零れるものだと直感的にそう思った。

安心したんだ、私は。




及川さんはそんな私を何も言わずに抱きしめて、ぽんぽんと背中をさすってくれた。




「ありがとう」と私はあえて口には出さず、普段なら下がったままの腕を及川さんの背中に回した









＊









＊









いや…待って待って！？最近情緒不安定すぎんだろ自分！！

最近やたらめったら泣きすぎじゃない！？

私こんなキャラじゃないんですけど！！！！




「…あ、あの、すいません」

及「落ち着いた？」

「元々落ち着いてます」

及「それもそっか」




じゃあ、涙は止まった？と単刀直入に聞いてきた

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