【Splatoon】お前を倒すのは俺だ。 (ページ4)

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Splash 4 ページ4

『あれ、ミマリもやるの？』

｢そのためにバケツ持ってきたの！｣

『へぇ。仲間だといいね』

｢うん！｣

人数が揃うまで時間がかかった。

今日は平日で、仕事に追われている人がほとんど。
私達は成人イカになるまで、親元で一般常識を学べばそれでいい。

他の国ではベンキョウやらジュケンやらに追われるらしい。それは勘弁だからハイカラから出ない。絶対。

｢なんとか集まったね！行こ！｣

✱✱

ぴちゃん

音を立ててスタート地点に立つ。

仲間は誰かなー...

『リョクさんと一緒!?』

｢……｣

｢私も一緒だよー！Aー！｣

一試合で終わらせようと思ったのに……。

『と、とにかく勝とう！』

試合のベルは既に鳴っていて、仲間のひとりがもう駆け出していた。

ステージはＢバスパーク。

この３人なら勝てるかな、と思いながらインクの中に潜った。

真ん中の高台に上り敵をひとりひとり確実に仕留めていく。

離れたところでリョクさんも構えているから安心だった。

『♪〜』

これは勝てるな、と思ったからか、顔がニヤついた。ごめんキモイね。

『おわっ!?』

メガホンレーサーが私を狙ってきた。

やばい、と思いながら高台から降りる。

そろそろ敵陣まで前線上げようかと思いその場でスコープを構えた

ら

後ろからﾋｭﾝｯという音が聞こえた。

『＿＿＿＿!?』

振り向くと思いっきりこっちに向かってローラーが向けられていた。

これはすぐに避けられない。

キルされるのを覚悟して目を固く瞑った。

ﾊﾟｼｭﾝ!

『……ぁれ？』

｢リョクさんナイスー！｣

『えっ、……ええっ！？』

いつの間にかミマリとリョクさんが周りにいた。

さっきまで反対側いたよね？人速つけてたりする？ちょっと怖いよ？？(((

｢最後の追い上げ頑張ろー！｣

ミマリがそう言ってまた前線を上げに行った。

『ありがとうございます...』

｢……俺以外のやつにキルされるな。絶対｣

『は、はいっ！』

リョクさんの言葉を聞いてしっかりしなきゃ！ともう一度スコープを強く握った。