Splash 3 ページ3
翌朝
決闘を申し込まれたにも関わらず寝坊した←
『ミマリィィイイイイ!どうしよう!』
「落ち着きなって! 大丈夫だよ、相手もそう短気じゃないから!」
『怖い人かもしれないしょ!』
急いで適当に服を着てお気に入りの3Kスコープを手に取った。
現在時刻 11:40
『ミマリ!ごめんね!』
「いや、私はいいけど手紙寄越してきた輩が怒ってるんじゃない?そっちに謝らないと」
『そう...だよね』
でも生憎顔見知りなワケでもないからなぁ…。
『もう、帰っちゃったかも』
自分にとって大事な約束でもない、一方的に押し付けられた約束だけど、それなりに罪悪感てものはあって。
ベンチに腰を下ろそうとした。
『うわっ!?』
刹那、腕を引っ張られた。
ミマリは既にベンチに座っていたからこの手はミマリじゃない。
ということは____
「……A、だな?」
『...ごめんなさい』
この人が手紙の人だ。
✱✱
『じゃあ...ずっと待ってたんですか?』
「……約束を破る奴ではないと思ったからな」
『約束成立はしてませんけど!?超一方的でしたけどぉ!?』
12:00 in ハイカラカフェ
昼時だからと言って怒らずにカフェで昼を済ませようと言ってくれた。
案外いい人なのかもしれない。
「……そこの奴は?」
『フレンドのミマリです。
そういえばまだ、名前を聞いてないんですけど』
「...手紙に書かなかったか?」
『書いてませんでしたよ』
そしてちょっと抜けてる人だと思った。うん。
「リョク」
短くそう言ってブラックコーヒーを口に含む。
「...リョクって、あのチャージャー使いNo.1の!?」
『え?』
「…あぁ」
な ん で す と (゚д゚lll)
なんでそんな有名な人が私なんぞに決闘とか言っちゃってるわけ!?
『やっぱり私...恨みを買うようなことしました?』
「……いや、恨みなんてものはない。決闘したいだけだ」
『そ、そうですか』
無表情だからいまいち思ってることが読めない。
申し込まれた決闘が早く終わりますように、と思いながら店を出た。
ーーーーーーーーーーー
リョク (男)
チャージャー スコープ使い。(世界No.01)
無表情、無愛想。言うより行動に出るタイプ。
7人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
霊狐 - あれ神様がいる (2016年1月23日 23時) (レス) id: e342c1418a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:霸留 | 作者ホームページ:http://arumina0930.wix.com/aoirunanoko
作成日時:2016年1月16日 7時