だめ３８ ページ38
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黒｢あ、赤葦ぃー…遅くないっスか？｣
赤葦が家を出ていってから３０分が経とうとしていた。
待ち疲れた研磨は俺の膝を枕にして寝ちまったから、実質俺とAさんのふたりってわけで、緊張しているなうだ←
しかも、しかもな？
俺のすぐ隣に座ってんだよぉおおおおお!!!!
あと少しで肩がくっつきそうなの！２、３センチで！
えっ俺今日臭くないよな？大丈夫だよな？安定のイケメンだよね？←
あああていうかこういう時何話せばいいんだ、ていうかなんで研磨は寝ちゃったんだよ。
｢だねぇ。いつも速攻で帰ってくるのに｣
サラッとAさんの髪が揺れる。
横顔綺麗。すごい綺麗。ていうか今赤葦いないから抱き締められるんじゃ((※テツローくんのメンタル的に無理です
｢…鉄朗くんってさ｣
黒｢ヘッ!?ハイ！｣
｢え、なんでそんなに緊張してるの？｣
ふふふ、と可愛らしく笑うAさん。
なんで仕草までこんなに素敵なんだろうか。
なんでAさんの弟がよりによって赤葦なんだ…!!!!
｢いや、鉄朗くんって彼女いるのかなぁ〜って思って｣
黒｢いません！今までいたことありません！｣
｢え、ほんとに？｣
黒｢ほんとです！バレーしかしてきませんでした！｣
悲しいことだけどこれは事実で、放課後は毎日研磨を連れてバレーしかして来なかったからなぁ。
告白はまぁされたことはあるけど、どの女の子もパッとしなかったし…。
黒｢え、てか、何でですか？｣
こんな恋バナ(？)みたいな話してくるなんて初めてだよな？
｢んー、なんか鉄朗くんって“見た目だけ”大人っぽいから、モテそうだなって思って｣
黒｢それは褒め言葉ですか？それとも無自覚で貶してるんですか？｣
｢褒めてるよ
あ、中身全然子供だけどね！｣
黒｢やっぱり貶してるんじゃないですか!!｣
｢ごめんごめん。
でもなんか、一緒にいると楽しいっていうか＿＿｣
黒｢？ 楽しいっていうか？｣
Aさんは俺の方をジーッと見て、へらっと笑った。
そんでもって、トサリ、と肩を俺に預けてきた。
｢…安心する、かな｣
数センチあった肩と肩の距離が、ゼロになる。
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霸留(プロフ) - ｶﾌｪｵﾚさん» コメントありがとうございます！ほのぼのとした日常を書いていこうと思うので、これからも暖かい目で見てくれたら嬉しいです。頑張ります！ (2017年3月23日 21時) (
レス) id: 9ab1ebf13e (このIDを非表示/違反報告)
ｶﾌｪｵﾚ - こんばんは(^^)可愛らしいお話ですね!しかもめっちゃ面白いです!ﾆﾔﾆﾔしながら読ませていただいております(笑)無理のない範囲で更新頑張ってください♪♪ (2017年3月20日 19時) (携帯から) (レス) id: 8be62218de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霸留
| 作成日時：2017年3月19日 21時
