人魚の常連さん【ツイステ】

13.昼休みの過ごし方 ページ16

ある日の昼休み



ﾌﾛｲﾄﾞ｢Aちゃんって昼休みいつも何してんの？｣



いつものようにフロイドくんと話しているとそんなことを聞かれた




｢うーん、基本的には仕事してるかな？
あとは、たまに植物園に行ったりもするよ！｣




ﾌﾛｲﾄﾞ｢飯は？｣




｢面倒くさくて食べてないな…｣



ナイトレイブンカレッジに赴任してからは忙しくて昼ご飯を食べる時間があまりない




私が仕事終わらせるの遅いのが悪いんだけど…





そんな私の言葉を聞いて、彼は急に立ち上がった




｢え、どうしたの？｣



ﾌﾛｲﾄﾞ｢オレが弁当作ってきたら食べてくれる？｣




何を言い出すのかと思えば…


でも、彼にそんなことはさせられない



フロイドくんだっていろいろ忙しいのに負担増やすわけにはいかないしね





｢いらないよ。お昼食べないの慣れてるし大丈夫｣




ﾌﾛｲﾄﾞ｢…オレの料理食べるのイヤ？｣



彼はそう言って悲しそうな顔で私を見つめている






｢嫌じゃないよ！…でも、フロイドくんも忙しいだろうし｣



ﾌﾛｲﾄﾞ｢Aちゃんのためなら忙しくても関係ねぇし！｣



すごい勢いで言ってくるので

私の肩が一瞬ビクッと跳ねた




ﾌﾛｲﾄﾞ｢オレ、Aちゃんにお弁当食べてほしい…｣




｢う…｣



私は彼のこの顔に弱い


捨てられた子犬みたいな…



うーん、違う


フロイドくんは人魚だし、捨てられた稚魚の方が表現あってるかも





とにかく、この顔に弱い


かわいいし、守ってあげたくなるんだよね






｢…じゃあ、一日だけお願いしてもいい？｣




ﾌﾛｲﾄﾞ｢うん！オレ頑張るね！｣


私が彼の頭を撫でると、フロイドくんは嬉しそうに飛び跳ねていた

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