女狐 ページ36
『真衣さんは私の元婚約者のご親族なんです。』
「そんな婚約もこいつの化けの皮が外れておじゃんになったけどね。」
クスクスと笑う怜海とチッと舌打ちする真衣。すると一瞬の平穏を打ち砕くようにまた轟音が響く。
『全く東堂さんには困り物ですね。』
その音を聞きどうしたどうしたと二年生がやってくる。自身と瓜二つのポニーテールの女性を見ると真衣は本当に嫌そうな顔した。
「うちのパシリに何してんだって、お前、誰だ？』
不思議そうな顔の彼女に真衣はフフンと勝ち誇った顔をして怜海に抱きついた。
「知らないの？流石は落ちこぼれねぇ？この子はあの五条悟の実妹であり若くして呪術界上層部の一角を担う五条怜海よ？」
『真衣さんが私のことそこまで評価なさってくださっていたとは、感極まる思いです。』
ニコニコと笑う怜海に真衣は意地悪な顔で話し続ける。
「ねぇ？怜海、こいつ残念なことに私の姉なの。こいつったら呪力も持たない落ちこぼれの癖に呪術師やってんのよ？ダサくない？」
ふむと少し考えるような仕草をすると怜海は変わらぬ笑顔で続ける。
『確かに呪術師にとって呪力がないのは大きなディスアドバンテージに違いありません。しかし何を長所とし短所とするのかそれは個々人により変わります。恐らく彼女には呪力以外の武器があるのでしょう。』
そう言って彼女はそっと微笑むと真衣の頬に触れる。
『真衣さん、貴方の拳銃の腕とこの世のものとは思えぬ美しさのように。』
ニッコリと笑う怜海に真衣は顔をまた赤らめ、ふん！とそっぽを向いた。
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紅葉(プロフ) - 名前変換できないのそういうわけだったのか！楽しみにしてます(？) (2021年3月5日 22時) (
レス) id: e1c5f04354 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 五条悟LOVEさん» 今から全て(名前)に変換するとかなりの時間がかかってしまいそうなのでまとまった時間がある、もしくは近いうちに番外編などを書くかも知れないのでそちらの方で試してみます。 (2021年3月1日 21時) (レス) id: d2ca1706b7 (このIDを非表示/違反報告)
五条悟LOVE(プロフ) - 名前変換できるようにしてほしいです (2021年3月1日 18時) (レス) id: a618904336 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まほまほ | 作成日時：2021年2月26日 22時
