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私には価値観の違う親友がいる ページ3

寮の中でもひときわ大きい寮室に佇むアビスをノックで呼ぶ。

「アビス、良かったらお茶をしない?私の国の茶葉を持ってきたのだけど...」

アビスは私だとわかると、『入って』と言った。

アビスは私のことを見ると、ふわりと笑い『適当な場所に座って頂戴』と言い、読んでいたと思われる書類を片付け始めた。

いつも笑顔でいれば可愛いと思うのだが。

アビスはこの学園の生徒会長であり、その苦労は絶えない。一回、この階級制度のことについて話してみたが彼女なりの考えがあり、この階級制度に意味を持たせようとしているのなら私が何を言っても意味がないだろう。彼女は分かりにくいが優しいのだ。

『お菓子はクッキーでいいかしら?オーエンが作ってくれたのよ!』

やはり、恋する乙女は可愛いのだろうか。オーエンの話をしている時のアビスはいつもの何倍も可愛らしい。

「えぇ、私は何でもいいわよ。お茶を淹れておくわね」

さぁ、待ちに待ったお茶会の始まりだ。

『あら、この紅茶美味しいわね。柑橘類の味がするわ』

「ふふふ、正解よ。流石ね、アビス」

私がそう褒めると、アビスはフフっと笑い

『当然でしょう?私なのだから』

そう言って、自慢気に綻ばせている顔にも疲れが見える。

「アビス、最近大丈夫なの?疲れてるように見えるわ」

アビスは深く、溜め息をついて

『ソフィア・V・ハーゼを始めとする学園改革派が最近活発なのよね。前なんて毒を入れられたわ。入れた奴とその共犯はフールに落としたけど...』

「まぁ...。それはそれは、オーエンが怒りそうな案件ね」

『うふふ、オーエンったら毒の事件があった後、「俺の淹れた紅茶を一生飲んでください!」なんて、プロポーズみたいなことをされたわ』

...この後の話があるわね。アビスに吐かせてしまいましょう。

「その後はどうしたのかしら、アビス?貴女たちの仲よ。きっと、それだけで終わらないでしょう?」

学園が特殊だけで、恋愛話はやはり乙女の好物なようだ。

『...ジャンヌ、貴女ズルくなったわね』

「ふふふ、お陰さまで」

この後、根掘り葉掘り聞いたのはまた別の話。

私には犬猿の仲である後輩と使える駒がいる→←私には権力がある



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山田中(プロフ) - 凛月花さん» あわわ...!ありがとうございます...!アビスはちょっと死なせたいなぁと(((私もネタがなかったので、死ネタ書こう...!ってなったんですよね (12月6日 20時) (レス) id: 0a74f75e2d (このIDを非表示/違反報告)
凛月花(プロフ) - いつになるか分かりませんが、アビスちゃんの自殺を止めます!最新話が演出素敵だし辛すぎて、自分の方の物語の結末修正しました笑 自分でも元々考えていたのは納得できていなかったので今回の話で良いアイディア浮かんで良かったです、執筆ありがとうございます! (12月6日 19時) (レス) id: 16a1f91fe3 (このIDを非表示/違反報告)
山田中(プロフ) - 雛月いず/りぃふさん» あわわ。ありがとうございます!助けてあげてください...! (12月6日 7時) (レス) id: 0a74f75e2d (このIDを非表示/違反報告)
雛月いず/りぃふ(プロフ) - 失礼致します…!亡くならないよう、精一杯アビスちゃんのこと助けますね…!!! (12月6日 6時) (レス) id: 0b050cbadc (このIDを非表示/違反報告)
凛月花(プロフ) - 良ければ読んで頂ければと思います。 (12月4日 20時) (レス) id: 16a1f91fe3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こるく | 作成日時:2020年11月24日 22時

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