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大体…と溜息混じりに言い出したのは大門。

大門「幽霊なんて非科学的なモノ、どう信じろって言うわけ?」
柏木「そうだよ、考えてみればあれは脳が見せる幻覚だって言うじゃん」
青柳「そうそう、実際に釣り場の幽霊は科学的に証明されてるしね」


そう口々に言い合うA組の生徒たち。
確かに、幽霊ってものは脳が見せる幻覚…もしくは幻聴だったりするって話だけど。

それに流石はA組。いろんなタイプの本を読んでるのね。私達B組でさえ知らない本の話がポンポン出てくる。
本当に同じ時間を過ごしてきたの?1日26時間だったりしない?


「ま、幽霊がいるかいないかなんていう論争は古代から続けられて今も結論が出ていない問題だし、いち子供の私たちが口を挟める問題じゃないわよ」
美原「そーだそーだ!それに信じたら実現するって誰かが言ってたし!」


それはどうかな…。

あはは…と呆れたように笑う野口。
美原はB組の学力順位常に一位を張ってるにしては子供っぽい発言をすることがある。多分素の性格よね。

それにしても…とまっすぐ前を見て歩いていた佐田が声を発した。


佐田「なんか廊下…いつもより長くねえか?」
小田「うん…僕もそう思ってたんだよね」


佐田が言った言葉に同調する小田くん。津田は確かに…?と言いつつ首を傾げる。

言われてみれば…ずっと歩いてるのに、なぜか突き当たりに差し掛からない。
こんなおかしいことってある?それとも暗闇を歩いてるのから距離感が掴めないでいて、心のどこかでこの状況を怖がって体感時間が長くなってるのかしら。

いろんな可能性を頭で浮かべるけど、どれも違う気がしてならない。

これだけの人数がいてみんな同じ体感時間を感じているとなると、恐怖からではなさそうだし…。となると、実際歩いている時間が長くなっているのかもしれない。
でもそんなにゆっくり歩いているようなことはない。


「おかしいわね…」
津田「…おい、あれなんだ?」
朝田「…あれ?」


ジッと黙って前を見つめていた津田が指さした方を見ると、そこにボウッと浮かんでいる……玉?


「私の見解が正しければ、あれはいわゆる火の玉ってやつかもしれないわね」
美原「冷静…」
「ただ対処法までは知らないわ。実際いるとは思ってなかったし、対処しなければいけない状況に陥るとは思ってなかったし…」



だからここはひとまず逃げるわよ!!と反対方向に走り出した私についてくるみんな。
視界の隅でヒュッと動いた火の玉は、どうやら私たちを追っているようだ。

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作者名:松々先輩 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2020年7月21日 13時

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