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次の瞬間だった。
ドクンと体の中で何かが脈打つような感覚と、キュウッと心臓の締め付けられるような感覚が。


「え」
柏木「?」
「…好き」
柏木「…?」


風邪?とおでこに手を当てる柏木の仕草に触れ合っている部分が熱くなる。
いや、マジで違、私が柏木のこと好きだなんてそんな…。


美原「好きだA!抱かせてくれ!」
「いや!私は柏木に抱いてもらうの!!」
柏木「マジで?Aマジで?本気?俺今からホテルの手配するよ?本気?」
美原「コラテメーAの処女は俺のモンだ!!」


携帯電話を震える手で取り出す柏木を止めたのは大門だった。
ありがとう友、と私を腰に引っ付けたまま大門にお礼を言う柏木。私柏木だったら良いのに。


大門「なにがあったのか1から説明してくんない?」
柏木「あぁ、ウイルスのせい」
大門「…なんとなく全て察した。どうする?」


流石賢いね、柏木ッ…!
そんなところも大好き!

ギュッと柏木の腰に腕を回していると、とりあえず保健室に行くと言う考えに纏まったようだ。


柏木「じゃあ行こうか、オヒメサマ」
「うんっ!」
美原「A〜!俺はー?」
「あんたはいらない」
美原「あー俺傷ついた。超傷ついた。コレは裸のAに優しく包んでもらわねえと治らねえわ」
佐田「そんなこと言ってられる間は無事だ、ほらお前も保健室行ってこい」


俺も襲って良いってことか!?と目を輝かせていたが、私が私のことを抱く許可を与えるのは柏木のみ。
べー、と舌を出して美原を見ると、何故か胸を押さえて蹲っていた。怖いんだけどなに。


「ねぇ柏木、キスして?」
柏木「…今お前がどんだけ可愛いこと言ってもウイルスのせいなんだろ、俺は動じないから」
「お願い柏木」
柏木「…ねぇ友、一回くらい良いんじゃないかなぁ」
大門「俺にキズモノにされたくなかったらAには手を出すなよ」


掘られる…!と怯えたように言った柏木は私の肩を撫でる。
えへへ柏木の横歩いちゃってる、嬉しい。

恋するとこんな小さなことにまで幸せを感じてしまうのか。心臓がもたない。


柏木の大きな手を掴んで、手を繋ぐ。
驚いた柏木の顔を見上げて笑うと、はぁ…と溜息を吐いて顔を背けられた。


ふ、不快だったかな…。

そう思って手を離そうとすると、パシッと離した手をすぐ掴まれた。


「えっ」
柏木「ぁ、えと…嫌じゃ、ないから…そんな悲しそうな顔しないで」
大門「イチャついてんじゃねえぞ」
美原「瞳孔かっぴらいてんぞ」


スマイルー、と言っている美原は見事大門に殴られていた。

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作者名:松々先輩 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2020年7月21日 13時

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