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124話 ページ33

食べ始めた時、蘇芳くんからLINEが来る。
画面を見ると今度の合宿もくる?とのこと。


行くよ、と返せば、誰?と米粒をほっぺにつけながら訊いてくる高野。

己は彼氏か。


「知り合い。合宿でね」
高野「合宿で他の男と近づくことになるんだったら俺はお前を軟禁するからな」
「軟禁って……」


そんな大層な話じゃないわよ。

本当にこいつらは物騒で困る。


「悪い人たちじゃないわよ?寧ろ私から言わせてみればあなた達の方が…」
高野「俺らは良いんだよ」
「ちょっとなに言ってるかわかんない」


それこそ差別ってもんだろおい。
学校差別的な。


食べたら下げといて、と言えば、お前の飯美味いなー、と言いながらバクバク食べ始めた。
トリ頭ほど羨ましいものはない。


高野「…ゲームしねえ?」
「ゲームぅ?……場合による」
高野「お前文系だよな?俺も文系なんだけど」
「はぁ……確かに私は文系だけど…?」


俺一回してみたかったんだー、と言う高野はAを見守る会、通称A同好会に属している傍、文芸部にも入っている。

っていうかなんだよAを見守る会って。なんか私が入って来る前からあったんだけど。


絶対発祥おじさんでしょ。知ってた。


高野「もしこんな状況になったらどう言うのか。厨二発言的な!」
「あら…つまりは月が綺麗ですね、的なこと言えば良いのね?」
高野「物わかりいいよねー!そう!」


暇つぶしには丁度いいんじゃない?

やる、と頷いて秋刀魚を摘んだ。


高野「じゃあお題は〜」
「待って。お題そっちが出すのは卑怯でしょ」
高野「大丈夫〜、なんかこの前そう言うアプリ見つけてー」


……そのアプリに需要は…?

少し謎が残るがまあいい。
始めようじゃないか。


高野「…【恋人が自分の腕の中で死んだ時】…だって」
「そんな状況に出くわしたことがないのだけど」
高野「同じく。まぁ想像でやれって意味じゃね?」


好きな人が…自分の腕の中で……?


やばい、好きな人すらできたことない。


「……『また、助けられなかったのね…』…」
高野「『必ず会いに行くよ…』……」


そして暫く続く沈黙。
待って、ちょっとお互いヤバイ恋愛小説の読みすぎなんじゃないか。

…これであってるんだろうか。


「ってか恥ずかしいね!思った以上に!」
高野「趣味全開…」


これ案外恥ずかしいぞ…。

自分の語彙力と読解能力が試されている気がする…。
このゲーム末恐ろしっ!!

125話→←123話★



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松々先輩(プロフ) - ふーあさん» 時間かかると思いますがわかりました!! (2019年11月24日 18時) (レス) id: 5d2671fec1 (このIDを非表示/違反報告)
ふーあ(プロフ) - 2回目のリクエスト失礼します…主人公の兄弟との絡みも見てみたいです! (2019年11月24日 11時) (レス) id: 75ae983ccf (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - 山口到和さん» え!?どこですか!?誤字ですか!? (2019年4月1日 18時) (レス) id: 3db3ef1937 (このIDを非表示/違反報告)
山口到和 - 逢えるかかな? (2019年4月1日 8時) (レス) id: 9a42429598 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - 彩さん» ありがとうございます!!これからも頑張ります!!! (2019年3月22日 10時) (レス) id: 87a69031e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:松々先輩 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2018年9月8日 0時

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