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51話 ページ4

岩本「ふぃ〜!いっぱい買ったな!」
「ほとんどあんたのお菓子じゃないの…」


呆れて物も言えないわよ。

はぁ……と呟くと、あ、そうだ、と何かを思い出したように空を見る。
前見ろボケ。


岩本「俺の友達がさ、そっち行くらしいからよろしくな〜」
「?そっちって、どっち?」
岩本「極才」


……え?

初の、友達……ってことは、星ノ宮……?



「は、はぁあぁあ!!?」
岩本「俺の従姉妹がいるぞ、って言ったらじゃあその人とずっと一緒にいよ、って言ってたから付きまとわれること間違いなしだな、ドンマイ」
「お前のせいじゃん!馬鹿!」


俺は知らねー、とまたペダルを漕ぎ始める。

マジしばく。マジしばく。

明日が心配…。


岩本「見てー!Aー!」
「ちょっ…何してんの!」

今も大変だけど。


「初!さっさとお風呂入っちゃって!」
岩本「なんかAって俺の母さんみたいじゃね?」
「殺されたいの?」

じゃあお先に!とやっと風呂場に向かってくれた。
あー、なんかでっかい5歳児育ててる気分…。


子供ができたらあんな感じなのかなー…と思いながら洗い物をする。


ピーンポーン…


「……ん?」


玄関に誰かいる……?


キュッと栓を締め、玄関に向かう。



「はーい」


ドアを開けるとそこには凄いイケメンの無気力っぽい人が。
大門と気が合いそう。



小さな声で隣に越してきたんですが、と言うその人の声は耳がおかしいんじゃないかと疑うほどのイケボ。


「あ、はぁ……」


これ、つまらないものですが……と箱を渡される。

隣、おばさんじゃなかったっけ?
引っ越したの?いつの間に?行動早い人だと思ってたけど、ここまで早いの?


「こちらこそ、よろしくお願いします……」


それじゃあ、と扉を閉める。


……凄い、不思議なお隣さんができてしまった。


まぁあんまり近所づきあい大切にするようなタイプの人じゃなさそう(酷い)だから、今後は関わることは少ないだろう。


「……何くれたんだろ」



箱をそっと開けると、そこには超有名な高級ケーキ。

嘘でしょ。



岩本「おーっ!何それ美味しそう!」
「ダメー!これ私の!」
岩本「良いじゃんケチ〜」


明日早いんでしょ!寝ろ!と駄々をこねる初を無理やり寝させる。
と、ベッドに引きずり込まれる。


「ちょ、何すんのよ!」
岩本「Aあったか……」
「今は初の方があったかいでs…え、マジ?寝た?」


おやすみ3秒って…本当にいたんだ……。

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天岸悠樹(プロフ) - 松々先輩さん» (^ω^=^ω^<ギャアアアアア)(^q^=^p^)ο(:з )~ (2018年9月7日 22時) (レス) id: 2eadb8d21d (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - 天岸悠樹さん» それな (2018年9月7日 22時) (レス) id: 32b67850c0 (このIDを非表示/違反報告)
天岸悠樹(プロフ) - 松々先輩さん» カオス (2018年9月7日 22時) (レス) id: 2eadb8d21d (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - 天岸悠樹さん» もうわからないですよ (2018年9月5日 21時) (レス) id: 32b67850c0 (このIDを非表示/違反報告)
天岸悠樹(プロフ) - 松々先輩さん» 訳のわからない方言で吹きました(笑) (2018年9月5日 19時) (レス) id: 2eadb8d21d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:松々先輩 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2018年7月11日 1時

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