６話 ページ8
「おはよう、A！」
「あ、おはようトト子」
朝、家を出るとたまたまトト子と居合わせる。
「あら？どうしたの、その綺麗なネックレス」
この前はつけてなかったわよね？と首を傾げる彼女に、ちょっとね、と伝え前を向く。
「あ、カラ松くーん！！」
「！？」
偶然とは思えない出会い。
「朝からAに会うとは…今日は運が悪いな」
「あらそお？」
「うるさいなぁ……」
チラッと腕を見ると、キラッと青色の何かが光る。
付けてくれてるんだ……なんか恥ずかしー。
「……それ……」
カラ松も、私の首あたりに目が行ってそれを指差した。
「………いや、何でもない」
「何よ、なんか文句ある？」
「ネックレス？可愛わよね、これ。似合ってるわ」
似合ってないだろ、と失笑するカラ松。
お前が買ったんだよお前が。
「……そーですか」
それじゃあまた学校で、と手を上げて走って行ったカラ松の後ろ姿を眺める。
太陽に黒髪が微かに光って風でサラッとなびいた。
「A見惚れてるの〜？」
「なっ…そんなわけないでしょ！？何であんなやつ…」
そう言おうとしたけど、全部知ってるわよ、と言う目を向けられた。
う、と詰まっていると、おはよう、と後ろから話しかけられる。
「あぁ、橋本さん…」
隣の組の地味目な女の子。
顔は可愛いんだけど、あんまり目立たないタイプで、結構仲が良い。
「私あの子キラーイ」
「え、どうして？」
トト子が唇をすぼめて言う。
「トロくさいんだもの、トト子似合わな〜い」
「まぁトト子とは合わないでしょうね」
真逆だもの。
そう言って別れる。
「おっは、チョロ〜！」
「わっ！？ちょ、本読んでるのわかんない！？」
後ろから抱きつくと、予想以上に驚かなかった。
こうなると悔しい。
「もっとDTだから驚くかと思ったのにぃ…」
「関係ないだろ！？」
何読んでるの〜？とチョロ松から本を奪い取る。
何やら難しいことが書いてあったので、黙って返した。
「おい、チョロ松に近づくなA」
「そっちこそ、トト子に近づかないでよ」
バチバチと私達の間に火花が見える。
今日もまた、日常の中での些細なことが始まる。
「Aー」
「ん？」
昼休み。窓付近に立って十四松のやきうとやらを見ていると、おそ松に話しかけられる。
「カラ松呼んで」
「はぁ？自分で呼んでよ…」
そう言いながらも、カラ松に近づいていくと一瞬嫌な顔をした。
「クソ松、おそ松が呼んでる」
「あぁ、すまないブス」
ウッゼェ。
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松々先輩(プロフ) - 進撃のカラ松さん» いえいえ〜！こちらこそありがとうございます！あと1話、番外編がありますので、それまで気長にお待ちいただければ嬉しいです！ (2019年3月1日 7時) (
レス) id: 87a69031e6 (このIDを非表示/違反報告)
進撃のカラ松 - ありがとうございましたぁぁぁぁあ！！良かったです！！ (2019年2月28日 22時) (レス) id: 2a91d83e29 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - るんこさん» いえいえ！！こちらこそ、読んでくださりありがとうございます！番外編もありますので、あと二話、よろしくお願いします (2019年2月9日 22時) (レス) id: 3db3ef1937 (このIDを非表示/違反報告)
るんこ(プロフ) - 完結お疲れ様でした！このなんとも言えない距離感がすごい好きで、しかも最後の方とか発狂しそうでした笑笑とても面白かったです！素敵な作品をありがとうございました！ (2019年2月9日 20時) (レス) id: 01dc95890b (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - よつ葉@原色松推し(´ `*)さん» ありがとうございます！！私もカラ松大好きです！あぁいうノリ好きなので嬉しいです〜！ (2019年1月6日 23時) (レス) id: 3db3ef1937 (このIDを非表示/違反報告)
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