５話 ページ7
「何で隠れるの！？」
「仕方ないだろ、隠れてしまったんだから…！」
「くっつかないでよ、気持ち悪い！」
「俺も気持ち悪い！」
家と家の間に隠れている。
どうして健全な私達が隠れる必要が…？
「ち、近っ…」
ギュゥッとカラ松の厚い胸板が顔に当たる。
スッゲェ痛い。
「……A、その……」
「何、はっきり喋って」
「胸が当たって…って言うか、Aって結構あったんだな……着痩せするタイプか？」
「っ！？今そんな話する！？」
私が出してしまった大声で、カップルが人がいることに気づいて逃げた。
さっきまでずっとキスしてたよ。深い方だよ。
吐きそう…と言うと、してやろうか、と言われる。
今吐きそうって言ったの聞こえなかった？
「……あんたがやったら真面目に吐くから遠慮しとく」
「失礼な女だな」
「失礼なのはあんたの方よ」
「お前の嫌がることなら俺は全力でするぞ」
「え、酷い。だからあんた私に嫌われんのよ」
お前に嫌われたところで俺になんの支障もないだろう、と淡々と告げるカラ松にイラつきを覚える。
今日一日デートしてまだ大丈夫かもとか思ってたけど、やっぱり無理。
「あ、A」
「何」
家に入る、と言うところでカラ松に呼び止められる。
地味に寒いし早く入りたいんだけど…ヒヨコの焼き鳥に餌あげなきゃなのに…。(Aはネーミングセンス皆無)
「これ」
「わっ！……え、何これ」
さっき買ってた…紙袋。
「見てみろ」
「……ん」
言われた通りに箱を開けると、綺麗な青色の石のついたネックレス。
「わぁ……綺麗」
「やるよ、それ」
「え、でも……」
「Aのために買ったんだ。良かったら付けてくれ」
シャラ…とネックレスを眺める。
キラッと街灯で光る石は、見ていて落ち着く。
「……ありがと」
「あぁ、じゃあ俺はこれで…」
「あ、待って！」
立ち去ろうとしたカラ松の腕を掴んで引き止めると、驚いた顔をして私を見下ろす。
「私も、あげるものがあって…」
そう言って私はサングラス、そして元々持っていたブレスレットを渡す。
「あなた、兄弟の中では青色でしょう？だから、青色のブレスレット。男物だし、嫌じゃなかったら…」
あとサングラスは似合うと思って…と言うと、プッと吹き出す。
何だその顔。殴るぞ。
ムッとすると、大事そうに紙袋を抱えて大事にするよ、と一言。
その顔にドキッと胸が高鳴る。
「……うるさい、さっさと帰って」
ドアを勢いよく閉め、私は玄関で座り込んだ。
「何あの顔……」
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松々先輩(プロフ) - 進撃のカラ松さん» いえいえ〜！こちらこそありがとうございます！あと1話、番外編がありますので、それまで気長にお待ちいただければ嬉しいです！ (2019年3月1日 7時) (
レス) id: 87a69031e6 (このIDを非表示/違反報告)
進撃のカラ松 - ありがとうございましたぁぁぁぁあ！！良かったです！！ (2019年2月28日 22時) (レス) id: 2a91d83e29 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - るんこさん» いえいえ！！こちらこそ、読んでくださりありがとうございます！番外編もありますので、あと二話、よろしくお願いします (2019年2月9日 22時) (レス) id: 3db3ef1937 (このIDを非表示/違反報告)
るんこ(プロフ) - 完結お疲れ様でした！このなんとも言えない距離感がすごい好きで、しかも最後の方とか発狂しそうでした笑笑とても面白かったです！素敵な作品をありがとうございました！ (2019年2月9日 20時) (レス) id: 01dc95890b (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - よつ葉@原色松推し(´ `*)さん» ありがとうございます！！私もカラ松大好きです！あぁいうノリ好きなので嬉しいです〜！ (2019年1月6日 23時) (レス) id: 3db3ef1937 (このIDを非表示/違反報告)
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