１話 ページ3
「半径１km以内に入ってこないで、不快よ」
「お前が俺に近づくな。空気が汚染される」
理科の時間。かなり席の近い私達。(と言うか隣だ)
いつも喧嘩している。
実験は進んでいるので問題ない。
「お前らなぁ…」
「いえ先生。こいつが悪いんです」
「いや、こっちが悪い」
終わらない言い合いを続けていると、お前ら同じ劇やるんだろ…と呆れられてしまった。
どうして知っているのか知らないが、きっと顧問から聞いたのね。
「えぇ！？あの犬猿の仲の二人が主人公役！？」
「確か二人ともすげぇ上手かったよな…俺見に行こ」
「恋愛ものじゃなかった？」
そんな声が教室内を行き交う。
あー、腹が立つ。なんでよりにも寄ってこいつな訳。
「私は拒否したんですけどねー」
「俺も嫌だ」
「二人とも仲悪すぎでしょ…」
後ろにいるチョロ松がビーカーを片付けながら言う。
「えぇ、こいつなんか大っ嫌い」
「視界に入らないでくれ」
ニコニコしながら睨み合っていると、そんなんで恋愛もの演じれるわけ？と言われる。
その瞬間、二人ともチョロ松を見てこう言ってしまった。
「は？私に演じれない役なんてないから」
「俺はなんだって演じれるからな」
超似てるよ、と笑うチョロ松とは対に、また睨み合う私達だった。←
「足を踏むな庶民が！」
「プリンセスはもっとおしとやかだぞ、A。それに、この劇は学園ものだ」
「名前で呼ばないで！」
「だったら苗字か？しかしお前は下の名前の方が呼びやすい」
うるっさいわ！ときゃんきゃん言い合いをしている。
またかよ、と言う目でみんなが私達を見るが、関係ない。
本番までにちゃんと仕上げるんだから。
「はぁ…また喧嘩か…」
「先生！！相手変えてください！！」
「あぁ、俺相手には力不足だ」
「何ですって！？」
こっちのセリフよ！
ムカツク顔を見上げると、だんだんイラッとしてきたので目をそらす。
こんな馬鹿に付き合ってる暇ないわ。
「お前ら明日二人で出かけろ。そんでもっと仲良くなれ」
はぁ！？と息が揃い、また真似するな！と喧嘩が始まる。
「それだよそれ。明日は喧嘩禁止な」
「喧嘩したくてしてるんじゃないです！こいつがつっかかってくるから！！」
「何を言うんだ、お前だろ」
睨み合いをしていると、間に先生が割って入る。
「とにかく、明日は二人で出かけろ。そんで服とか買え。せめて顔を合わせただけで喧嘩するのを直してこい」
威厳が凄かったので、とりあえず１０時に時計下で待ち合わせした。
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松々先輩(プロフ) - 進撃のカラ松さん» いえいえ〜！こちらこそありがとうございます！あと1話、番外編がありますので、それまで気長にお待ちいただければ嬉しいです！ (2019年3月1日 7時) (
レス) id: 87a69031e6 (このIDを非表示/違反報告)
進撃のカラ松 - ありがとうございましたぁぁぁぁあ！！良かったです！！ (2019年2月28日 22時) (レス) id: 2a91d83e29 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - るんこさん» いえいえ！！こちらこそ、読んでくださりありがとうございます！番外編もありますので、あと二話、よろしくお願いします (2019年2月9日 22時) (レス) id: 3db3ef1937 (このIDを非表示/違反報告)
るんこ(プロフ) - 完結お疲れ様でした！このなんとも言えない距離感がすごい好きで、しかも最後の方とか発狂しそうでした笑笑とても面白かったです！素敵な作品をありがとうございました！ (2019年2月9日 20時) (レス) id: 01dc95890b (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - よつ葉@原色松推し(´ `*)さん» ありがとうございます！！私もカラ松大好きです！あぁいうノリ好きなので嬉しいです〜！ (2019年1月6日 23時) (レス) id: 3db3ef1937 (このIDを非表示/違反報告)
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