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四十四話 ページ47

太陽「A姉さん!」

野「(この子、Aさんの弟なのか!)」

野坂は驚く

太陽「姉さんは教えてくれたんだ!今は無理でも病気を治せば絶対にサッカーはできるって!自分がそうだったようにって言ってたんだ!」

野「(Aさんは病気を抱えながら努力をしていたんだ)」

太陽「だからさ、僕は応援することにした、今さ日本のサッカー選手が世界と戦っているんだ、すごいんだ外国のでっかくて強いヤツらと渡り合っているんだよ!」

野「そうか」

太陽「つらくて苦しい時も日本の試合を見てると元気が湧いてくるんだ、だから僕は決めたサッカーが出来なくても精一杯応援するって、それで自分の代わりに夢を叶えてもらうんだって!」

野「サッカーが出来なくてもサッカーに近くに感じていられるんだね」

太陽「うん、でもね諦めたわけじゃない、勇気を貰って病気を治すんだよ、いつか病気を治してサッカーをやるんだ!」

野「(はっ!そうか、僕は何を考えていたんだ、人よりも力が劣ろうと僕は走りたかったんじゃないのか?ボールを蹴りたかったんじゃないのか?戦術の皇帝じゃなくてもいい、僕はただサッカーをやっていたいんだ)」

野坂はスッキリした顔をする

太陽「どうしたの?」

野「あっ、君のおかげで気付いたよ、何をクヨクヨしていたんだろう、今の僕はねサッカーそんなにうまくないかもしれない、でも僕も君と同じようにサッカーが好きだ、大好きだ、だから僕もまだサッカーを諦めたくない!」

太陽「うん!」

回想終了

野「(だから僕は帰ってきた、このフィールドに!)」

野坂はシュート体制に入る

野「月光丸・燕返し!!」

野坂の新しい必殺技が炸裂する

アレク「その程度のメロディーか?止める!忘却のソナタ!!」

野坂のシュートを止めようと敵のGKは必殺技を出すがゴールに入ってしまう

アナハン「我々は他のメンバーから潰して行く、しかし・・・」

充「あぁ狙うのは野坂悠馬、アイツを潰せば日本のムードは崩れる、共同戦線ってわけだ」

アナハン「敵同士のな、フッ」

試合が再開してウズベキスタンはラフプレーを仕掛けて来た

野「仕掛けて来たか」

野坂は灰崎にパスする

灰「なんだ?」

稲「危ないッ!」

敵チームが灰崎の足を狙いスライディングをかけて来た

灰「クッ!」

灰崎は間一髪避けることができた

灰「チッそう言うことかよ」

野「大丈夫かい?」

灰「あぁ致命傷は避けられた」

野「間一髪ってところだね」

灰「チッ、いくぞ」

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作者名:crossknights | 作成日時:2020年10月7日 3時

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