三十六話 ページ39
A達の様子を木の上で不動が見ていた
不「皆さんお暑いこってぇ、でも彼奴は本当に悪党なのかねぇ、にしてはちょっと中途半端な気もするけど」
円「豪炎寺と鬼道がいない今、皆の心を一つにするときだろ」
灰「その二人をそうしたのはこいつだろうが!こいつが汚え手を使ってっ」
充「僕は何もしてませんよ。鬼道さんがドーピングに手を染める汚い選手だったからって、僕に当たらないでくださいよ」
灰「てめぇぇぇ!」
貴方『いま、ここで一星を殴ってもなんの解決にもならないだろう!』
剛「お、おい!なんだあれ?」
灰「なんだよ!」
剛「あそこで何か光ったんだ・・・」
剛陣の見ている先を見るとするとカメラをもった男が逃げるところを目撃する
稲「あれってカメラじゃ・・・」
ヒ「そういやこいつ、お前を態とイラつかせてたよな?」
灰「てめぇ・・・どこまでゲスな野郎なんだよっ!」
その場に趙金雲が現われた
趙「はーい皆さーん、もうすぐ夕食の時間ですよ〜」
灰「丁度いいところに来てくれたぜ、監督さんよ!」
趙「何ですか?灰崎君」
灰「あんたがあいつを野放しにするって言うんなら、俺達が鬼道に変わって排除するぜ!」
趙「排除とはまた物騒なことを言いますねぇ、いいですか?灰崎きゅん?日本にはこういう言葉があります”疑わしきは罰せず”と!」
灰・ヒ「はぁ!?」
趙「一星君がまだ悪い人と決まった訳ではありませんから、手出しすることも許しましぇーん!」
灰「バカかお前は!?どう見ても裏切り者で確定だろうが!」
充「監督の話聞いてた?疑わしきは罰せずだよ、灰崎君」
灰「くっ・・・」
趙「ということですので皆さん仲良くお願いしますよ〜」
趙金雲は去って行った
灰「何なんだあの監督はっ」
皆は合宿場に戻る
夜・合宿場の外
円堂と風丸は階段に座って夜空を見ていた
風「なぁ、円堂、鬼道のやり方は決して褒められたものじゃないが、お前や豪炎寺を傷つけた奴がすぐ傍にいたら・・・ソイツを排除しようとした鬼道の気持ちも分からなくはない」
円「んー」
風「円堂?」
円「そうだなぁ・・・揉めるような事は色々あったし・・・分かるけどさ・・・だって一星は仲間じゃないか!」
風「本気か?円堂?」
夏「円堂君らしいわね」
円堂と風丸の後ろに夏未がいた
夏「次は世界大会で会いましょ?」
三人は微笑んだ
円「またな!」
夏未は合宿場を去っていく
夏「(円堂君なら・・・一星君を救ってくれるのかも)」
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作者名:crossknights | 作成日時:2020年10月7日 3時