元世界最強のストライカー (ページ35)

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三十二話ページ35

その３人は一星に向け強烈なパスを繰り出す

一星はサンドバック状態だった

灰「薄汚え裏切り者が二度とピッチを踏めなくしてやるぜ､これでトドメだ！」

灰崎が蹴った強烈なボールが一星を襲う

充「っ！」

稲「やめろぉぉぉ！」

灰崎が蹴ったボールを稲森が体を張って一星に当たるのを防ぐ

灰「なっ！明日人！」

稲森は倒れて動かない

久「稲森を交代させますか？」

剛「いつでもいけまーす！」

剛陣はやる気満々だった

趙「いいえ、応急処置で様子を見ましょう」

剛「ま、明日人なら大丈夫だろ！俺は今回も温存されとくぜ」

砂「剛陣、そのポジティブさは世界レベルだな」

稲森はベンチまで運ばれてくる

意識はあるようだった

刹那「稲森､大丈夫か？」

稲「はい・・・」

灰「てめぇ、なんで邪魔しやがった」

稲森は鬼道に目を向ける

稲「鬼道さん・・・鬼道さんがチームを守るのなら、俺はサッカーを守ります」

充「どうして僕何かを庇って・・・」

稲「仲間を傷つけようとするなんて、許せないんだ・・・サッカーは、怒りや憎しみをぶつけ合うものじゃない・・・こんなことしてたら、サッカーはサッカーじゃなくなっちゃうよっ」

灰「チッ、綺麗事ばっか並べてんじゃねーよっ」

ヒ「これだから良い子ちゃんは。空気が読めなくて困るぜ」

充「明日人君、ありがとうございます」

稲「え？気にすることないよ」

試合が再開する

サル「サタン様！」

サタン「マロが勝負を決めるぞよ！」

鬼「させるか！」

鬼道がサタンにタックルしてボールを奪う

鬼「灰崎！吉良！」

灰「おう！」

ヒ「いつでもいいぜ！」

鬼「これを決めてチームを支える真のストライカーになれ！」

鬼道が出したパスは二人に繋がる

灰「ノロノロしてたら置いてくぞ！」

ヒ「てめぇこそ、焦ってヘマすんじゃねーぞ！」

二人はシュート体勢に入った

ヒ・灰「『ペンギン・ザ・ゴッド＆デビル』！」

二人の連携技が相手ゴールに突き刺さってオーストラリアに勝った

鬼「これがイナズマジャパンの覚悟だ､豪炎寺が戻ってくるまで何としても持ちこたえてみせる､一星充､次の試合で貴様の悪行を暴き必ず排除してやる」

控え室

円「皆、最後まで諦めずよく戦ってくれたな！」

風「円堂が風神雷神ゴーストを生み出さなかったらこの試合、負けていたかもしれない」

円「いやぁ、俺だけの力じゃ生み出せなかったさ､ありがとうな！夏未！」

夏「ふふっ、皆さんもどうぞ､お土産の三色団子です」