マフィアに恋した私《紫》 (ページ47)

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Rear47 ページ47

Tatsuya side

あれから一ヵ月が経ったころ。

何件か依頼もありまぁそれなりに充実した日々を送っていたころ。
机に置いていた携帯が震えてとると照からで

深澤「ん？…あぁ、またそっち系か。最近殺しのほうこねぇな、、分かった。明日の会議でな？」

そういって電話を切るとキッチンにいたAが寄ってくる

『お仕事入った？』

深澤「うん。普通のほうだけどな？」

『辰哉の仕事は世間一般的だと全然普通じゃないけどね笑』

深澤「確かに笑」

あの日から俺のことを【辰哉】と呼ぶようになったA
てか俺がそう呼ばせてるんだけどね？笑

まぁニヤニヤしてる俺はバレないように目の前のパソコンに向き直る

『ねぇ、さっきからパソコンで何してるの？』

深澤「ん～株よ株。」

『株？！すごいことしてるんだね、、？』

深澤「本来阿部ちゃんがやってるんだけど、勘でいいから俺にもやれってさ」

『ふーん。うわっ、全然わからないや笑』

興味津々で見てきた画面の複雑さに少し顔が歪んでいた笑

『あ、私下の自販機で、水買ってくるけど辰哉なんかいる？』

と立ち上げるA

深澤「ん？じゃあ俺も行くよ」

『えぇ～下までだから大丈夫だよ？笑』

深澤「いや、『辰哉BOSSのコーヒーだよね？行ってきまーす！』っておい！」

と俺の声なんて全く聞く耳持たずに出て行ってしまった。

この時ちゃんと着いていけばあんなことには起こらなかったのに。