マフィアに恋した私《紫》 (ページ40)

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your side

深澤「とにかく急ぐ」

その言葉が聞こえたけど全然安心できない。

…なぜならさっき、頑張って会話をつなげようよと、

『田中さんは彼女さんおられるんですか？』

と聞いた時

田中「いないんですけど、彼女にしたいかたなら

桜岡さんが。」

なんて言われた。そこまでならまだよかった。

『本当ですか？光栄です。でも、私如きが「桜岡さん」、、っはい！？』

壁ドンされて、キス

されかけた。

もう唇が触れてしまう、というところで彼の携帯が鳴って何とか助かった。

…でも「後で俺の部屋行こう？大丈夫ちゃんとベッドもあるから」

なんて言われてみるみる顔が真っ青になっていくのが自分でもわかった。

『ねぇ、どれくらいかかりそう？』

深澤「……この調子だと５分だな」

『、もっと。もっと早く！それじゃ部屋行っちゃう！』

照「それは難しいかも、そっちで頑張れない？」

と話している間に田中が戻ってきてしまった。

田中「すいませんお待たせして。」

『い、いえ。あのもう少し花を見ていたいのですが』

田中「俺といればいつでも見れますよ、今日は俺の部屋に行きましょ？ね？」

お願いここが部屋から一番遠いところであって！