マフィアに恋した私《紫》 (ページ30)

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Tatsuya side

現在ベッドの中

隣には可愛い寝顔で眠るA

深澤「寝れねぇ」

同じベットの中にいるってだけで結構…クルものがある。

でも大切にしたいから今はただこの幸せに浸っていたい

そう思ってゆっくりと目を閉じたら案外すんなり寝付くことが出来た……

俺が目を覚ますと隣にAはいない

眠い目を擦りながら起き上がりリビング行くと、Aはキッチンで何か作っていた

深澤「なぁに作ってんの」

寝起き感満載の声でそういうとAはパッと振り向いた

『あ、おはよう～サンドウィッチとコンポタージュ！』

と元気よく答えるAの手元には彩の良いサンドウィッチ

深澤「起こしてくれればよかったのに」

『だって気持ちよさそうに寝てたから』

と言われ寝顔を見られたことに気付いてなんだか恥ずい…

逃げるように顔を洗ってリビングへと戻れば、俺がいつも座っている定位置とその隣に並んだサンドウィッチたち

深澤「いただきます。」

『どうぞー！』

朝食べるの久しぶりだなって思いながら目の前のサンドウィッチにかぶりつく。

深澤「うまっ！」

『やった！頑張ってよかったぁ』

いつの間にか隣に座っているAは嬉しそうにサンドウィッチにかぶりついて「うまっ！」なんて俺の真似してる笑

久しぶりの朝食もすんなり完食してシンクに食器を置いた後、俺は服を選びに行った

ちゃっかり着替えを済ませてリビングに戻る頃にはAも着替え終わっていたようで、薄紫色のワンピースを着ていた

深澤「…似合ってんじゃん笑」

『ほんと？！これね～辰哉さんが選んでくれてやつだよ～』

なんて何食わぬ顔で言っちゃってんのマジで可愛すぎる。今までよく変な男に捕まらなかったよな…