金髪(地毛)の不良(だと思われている)俺は絶対に堕天使様に堕とされたく無い！ (ページ23)

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カテイナイ、ボウリョク2 ページ23

鮎side

目が覚めたらAに抱きしめられていた。

ん？

どーしていきなりのlove展開？

でも可愛いから許す。

どうやら外で寝てしまったらしい。

ところで何故Aはここに？

『…んぅ、ん…ふわぁ…鮎？起きたのか』

鮎「おはよ。起きたけどなんでここに？」

『追い出されて適当に歩いてたら寝てる鮎見つけて

俺も寝ちった。』

鮎「そっか。僕と一緒だね」

『家入れるのか？学校行かないとだしな。』

学校か…忘れてた。

鮎「あー…明日の朝まで入れないと思う。

今日親が仕事休みだから。」

『…また一緒だな』

鮎「…こーゆー事、良くある？」

『俺は、あんまり。親は殴りたいだけだから』

鮎「そっか。いつもさ、何してるの？

こーゆーとき。」

『…んー、適当に歩いてたり、かな。

まぁ、それでも殴られるんだけど。

鮎は？』

鮎「喧嘩とか、寝てたりとか、かな。

あとは、普通の家に産まれてたら、

どんな感じなんだろうとか考えたりする。

って言うか、ふつーに死にそう。」

『は、なんで』

鮎「栄養失調とかじゃない？

最近何も食べてないし。」

『は』

家ではご飯なんて出ないし

水すら飲めない。

学校で海に貰ったりとかはするけど。

…視界がおかしい。

本格的にまずい。

意識が…