宮兄弟には姉がいるようです。【ハイキュー！！】

踏ん張りどころ ページ17

山口｢ツッキー！！｣




体育館へ戻ると、山口が私たちに一番最初に気づいた。


点数を見ると、14-15で白鳥沢がリード。


顔は平然を装うけど、リードされていることに内心バクバクなんだが。




烏養｢つきし｣
月島｢出血は止まりました。脱臼したところはガチガチに固定しました。小指なのでプレーへの影響は最小です。｣


『んはは、まぁそんな感じですかね。』




ぽかんとする烏養さんに、私が最後そう伝えた。


潔子と視線を合わせ頷き合った後、大地と旭、スガとも目を合わす。




『じゃあ私は上に戻ります。』




烏養さんと武ちゃんにそう伝え、走って上へ戻った。




冴子｢蛍は大丈夫？！｣


『ある程度は大丈夫です！痛めた小指を薬指と固定しました。でも、脱臼していたので、物凄く痛いと思います。』




あーと1点！あーと1点！と白鳥沢の応援が響く。




相手のジャンフロを拾い上げた大地。


それを影山がツーアタックで決める。




これで15-15。


ここで、ツッキーがコートに戻ってきた。




冴子｢飛雄も蛍も戻った……っ！さあ反撃だよ！！｣




澤村｢ここ踏んばんぞ！！！｣


｢｢｢オオ！！！｣｣｣




そして、旭のサーブのターン。


その姿は、とてつもなく頼もしくみえる。


しかし放たれた強烈なサーブは、綺麗に取られてしまう。




天童｢行け！若利くん！｣




若利が大きく跳ぶ。




バチィッ！




月島｢ワンタッチ！！！｣




さっき怪我した右手にワンチしたツッキー。


顔が一瞬歪む。




『ここ頑張れ……っ！』

掴んだ勝利→←しっかりと

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す