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弟たちは口をあんぐりとし、唖然。兄貴であるおれはなんとなく恥ずかしくなる。
誰も喋らない。風によって奏でられる草木の摩擦の音が微かに鼓膜を刺激した。
暫しの沈黙も羞恥の要素になって、耐えきれなくなったのでヤケクソ気味におれは1番ボロボロのルフィを担いで口を開けた。
『よ、よし！帰ろ！！！』
なんてカッコ悪いんだ。ダサすぎる。
エースとサボは、「お、おぅ……」と戸惑い気味に返事をしてくれた。ごめんな、こんなのがお前らの兄貴で。
「お、おれ……帰る場所って」
サボがおずおずとおれに訊く。確か原作ではポルシェーミに勝った後、ルフィとエースの和解(？)の名シーンがあって、サボがエースたちと共に暮らすことになったんだっけ……？
ちょっと話が前後するけど、まぁ結論は変わんない訳だし……。
てか、話の前後くらいこの際気にしてられないよな。おれがポルシェーミ撃破っていう原作改変起こしちゃってるし。
『この一件でおれらは海賊たちに狙われる立場になった。今まで通り山に住むのは危険すぎる。サボも来いよ、そしたらおれがみんな守ってやれるから』
サボは少し目を見開いて、そして「おう！」と明るい声で言った。エースとサボは顔を見合わせて嬉しそうに微笑んだ。
ダダンの家に帰って、3人の怪我具合&ガキが1人増えたことに驚かれたのは言うまでもない。
ーーー
その後、ルフィとエースは和解(？)した。例の名シーンは無事見ることができたので、愛読者としては大満足である。
あの日から数日。おれは街に出ていた。熊の皮や肉を売り飛ばして、その金を持っておれは街を散策する。
どこからか“食い逃げだー！”なんて叫び声も聞こえる。あー、アイツらだな……なんて呑気に考えながら、おれは歩いた。助けるつもりはない。助けは要らないだろうから。
戦い方や逃げ方はおれが教えた。ヘマしなきゃ、捕まるなんてことは無い。なんせ、逃げ方はあの
鼻歌混じりに街を歩いていると、なんだかトラブルの声がした。
「ちょ、ちょいと旦那！代金は……」
「おい、ババァ。これは“無料”だよな？」
「な、何勝手に……！」
「勝手じゃねぇよ、おれが決めた」
それを世間一般的には勝手と言うんだよ馬鹿野郎。
心の中でそんなことを呟く。いざこざの方をチラリと見る。
そこは見知った果物屋だった。
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笑舞♪(プロフ) - 潮見さん» コメントありがとうございます！1番！！めちゃくちゃ嬉しいです…！更新頑張ります！ (2022年10月29日 16時) (
レス) id: 938f6d2c76 (このIDを非表示/違反報告)
潮見 - 面白すぎます！ASLの兄貴っていう作品の中で1番好きです！更新楽しみにしてます〜 (2022年9月26日 8時) (レス) @page39 id: c06f6fba38 (このIDを非表示/違反報告)
笑舞♪(プロフ) - 紅碧さん» コメントありがとうございます！好みドンピシャ！嬉しいです！これからも更新頑張りますね〜！ (2022年9月24日 15時) (レス) id: 938f6d2c76 (このIDを非表示/違反報告)
笑舞♪(プロフ) - seeenraaaさん» 返信遅くなり、すみません。も幸せだなんて…！嬉しい限りです。これからも、頑張って更新しますね！ (2022年9月24日 15時) (レス) id: 938f6d2c76 (このIDを非表示/違反報告)
紅碧(プロフ) - めちゃくちゃ最っ高でした！！私の好みにドンピシャでニヤニヤしながら見ちゃいましたw続き楽しみにしています！ (2022年9月20日 21時) (レス) @page36 id: 48ad6ad27f (このIDを非表示/違反報告)
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