天使のような君 (ページ15)

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さっきまで何人かこの部屋にいたスタッフさんも部屋を出て、気づけばジェヒョンと2人きりになってしまった。

どこにいたらいいかわからないし、部屋を出たとしても行く場所ないし、、、

とりあえず、近くにあった椅子に腰掛けた。

ジェヒョン「あの」

「、、、え、、私ですか？」

うんうん、と頷いているジェヒョン。

無理なんだけど、今、ジェヒョンと話ししてる？

やばくない？あのジェヒョンだよ。

ジェヒョン「もしかして、前ライブきてました？」

「、、、？」

驚きすぎて声も出なかった

ジェヒョン「マークのボード持ってた子な気がする」

「え？」

ジェヒョン「先月のコンサートのとき。」

「なんで、、それを？」

ジェヒョン「まあ」

まあ、、ってなに！？

なにか意味ありげに笑うジェヒョン、

てかまって、、、、

ファンってこと、バレてしまった。

「す、すみません！！！！」

ジェヒョン「え？」

「あの、ほんと、下心があるわけじゃなくて、

お仕事をいただいて、ほんと、たまたま、」

ジェヒョン「いや大丈夫(笑)」

「でも、」

ジェヒョン「他の人に言わない。

あ、でもメンバーにはすぐバレると思う」

「なんでですか？」

ジェヒョン「マークが覚えてるでしょ」

、、、いや、、1ヶ月くらい前の話だし

あの部屋は暗かったからマークもちゃんと顔見れてないはず

その後のエレベーターだって、そんなしっかりと顔見てないと思う

というか、私が緊張しすぎて顔見れなかったもん

ジェヒョン「多分そろそろマークくるよ」

「えっ、ちょ、え、、、む、無理です」

ジェヒョン「笑」

「正直、、、今、ジェヒョンさんと話しているのも現実なのか夢なのかわからなくて」

ジェヒョン「あせりすぎ笑」

やけにリアルな夢を見ているみたいで、本当なのに夢の中みたいだ

そんなとき、扉を開く音がして楽屋に騒がしい声が聞こえてきた