天使のような君 (ページ1)

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「マジでやばいもう無理、どうしようねぇ助けて」

『はぁ、、、ほんと、最高だったね』

「まだ心臓ドキドキしてる」

たった今、私の大好きなアイドルのライブが終わった

椅子に座ってしばらく放心状態....

心が落ち着かなくて

ずっとふわふわ浮いてるみたいだ

ライブ後はいつもこうなる。

楽しそうに笑う姿は可愛くて、音楽が鳴ると別人みたいにかっこよくなって、

全部全部が最高で、大好きで。

「余韻、やばいね、、」

『あの曲のとき、めっちゃ近くきたじゃん？

　うち、絶対ジョンウと目あったわ』

友達の推しはジョンウだ。

目が合ったと喜んでいる友達は世界で一番嬉しそうで見ていて楽しい。

『ていうか、マーク、絶対Aのこと見てたよ

アンコールの時、こっち見てたって、絶対！！！』

「、、、、やっぱり！？！？」

『うん、これはマジで見てたと思う』

「はーーーーーーー、幸せ、生きててよかった、マジで好きだわ。1秒でも視界に入ったらそれでいい」

大好きなマークが、私の方を見ていたなんて証拠なんてどこにもないのに、、

本当に目が合った気がして、ドキドキが止まらなかった。

いやでもまじであれは、、目が合っていたかもしれない、、、

そう考えるだけでも幸せだ