触れる ページ6
＊
え…？
深澤「このままだと2人とも風邪ひいちゃうから、とりあえず俺ん家に行かない？」
『あ、えっと…』
確かに、雨に濡れているため寒い。
このままだと風邪をひく可能性は高い。
深澤「無理にとは言わないけど、温まった方がいい」
『…じゃあ、お言葉に甘えて』
彼の家は本当にすぐ近くにあった。
深澤「どうぞ」
『お邪魔します…』
彼はひとり暮らしだ。
部屋は綺麗で、整理整頓されている。
彼は暖房のスイッチを入れ、タオルを持ってくる。
深澤「これ使って。上着もらうよ」
『あ、ありがとうございます』
私の上着をハンガーに掛ける。
深澤「上着以外は雨に濡れてない？」
『はい、なんとか』
深澤「コーヒーでいい？」
彼はホットコーヒーをマグカップに入れて渡す。
『ありがとうございます』
深澤「俺はシャワー浴びてくる。寒かったら暖房調節していいから」
『あ、はい』
バタン、とドアが閉まる。
…結局、彼の家まで着いてきちゃった。
でも、雨はまだ降っていたし、選択肢はなかった。
大丈夫、温まったらもう帰るし。
ソファーに座り、マグカップで手を温めながらコーヒーを飲む。
タオルを頭に被り、髪の毛を乾かす。
…あ、深澤さんの香りがする。
柔軟剤のいい香りだ。
落ち着く。
体も温まって、心地よい。
私は次第に、微睡んでいった。
＊
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ゆめ - 完結おめでとうございます。お疲れ様でした。毎日更新されるのを楽しみにしていました！やっと付き合うこてができたので2人のその後が気になります！ (2021年12月26日 13時) (
レス) @page34 id: ce02170ebe (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥(プロフ) - 毎日の更新が楽しみでした！完結おめでとうございます！寂しいですがとても素敵な作品でした！！！ (2021年12月26日 13時) (レス) @page34 id: ac9ad54f15 (このIDを非表示/違反報告)
おこり(プロフ) - 完結お疲れ様でした！素敵なお話を読ませて頂きました。ありがとうございました☺ (2021年12月26日 12時) (レス) @page34 id: b4f52a5ea8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayane
| 作成日時：2021年11月25日 7時
