透明なラベンダー。 (ページ6)

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興味ページ6

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翌日。

私は社員食堂で目黒くんと向かい合って座る。

『カレー美味しい！スパイスが絶妙だね(笑)』

目黒「だろ。結構人気なんだよ」

『あのさ、ちょっと聞いてもいい？』

目黒「何？」

『深澤さんってどんな人？』

目黒「なんで？」

『なんでって…いいから教えて』

目黒「…まぁ、あのまんまの人。仕事はできるし、周りにも気を配れて、信頼できる人」

『そっか』

目黒「プライベートではどんな人か知らないけど、職場ではそういう人だよ」

『彼女いるのかな？』

目黒「さぁ。自分で聞けば？」

『そんなの聞けないよ〜；』

目黒「聞けばいいだろ」

『私が深澤さんのこと狙ってるみたいじゃん；』

目黒「違うの？」

『ち、違うよ！；』

目黒「冗談だろ。焦るなよ」

冗談か…；

『渡辺さんは…？ちょっと厳しそうな人だなって思ったんだけど』

目黒「別にそんなことない。いい意味で裏表がないから、Aに対しても素で接してるんだと思う」

『素があれって、渡辺さん女性にモテなさそ─────────』

目黒くんは私の頭上に目をやり、トレーを持って席を立った。

『え、いきなりどうしたの？』

見上げると、背後に渡辺さんが立っていた。

『あ…；』

渡辺「…悪かったな、良い性格してなくて」

私の背中に冷や汗が伝った。

＊