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女性社員「深澤さん聞いてくださいよ〜！」
深澤「おーどうした？」
俺はよく女性社員の相談を受ける。
"彼氏が〜"とか、社内での人間関係など様々だ。
今日も彼女は恋人と喧嘩したことを俺に話す。
女性社員「なんか深澤さんに話したらスッキリしました！ありがとうございます！(笑)」
深澤「もし別れたら俺にする？(笑)」
女性社員「あはは、考えておきまーす(笑)」
深澤「棒読みだったぞ今！(笑)」
周りの男性社員はお堅い人が多く、俺くらいの"ちょうどいいテキトーな男"にはなんでも話しやすいのだろう。
目黒「深澤さん、」
めずらしく目黒が俺に声をかける。
深澤「なんだ、お前も相談か？」
目黒「…いえ、相談ではないです」
彼はイケメンで高身長、硬派な性格で女性人気が高い。
まぁ、ビジュアルとモテ度は俺の方が上だが。
目黒「この前、Aと飯行ったんすか？」
深澤「ああ、行ったよ。Aさんから聞いたのか」
目黒「まあ…はい」
深澤「俺らの仲が気になる？」
目黒「…まさか、あいつはただの同期で、」
渡辺「お前ら、仕事サボって何してる」
翔太が現れ、目黒はまだ何か言いたげだったが業務に戻った。
渡辺「Aと会ったって？」
深澤「そ、聞こえてた？(笑)」
渡辺「…お前、またあの"
深澤「おいおい、食事に行っただけだぞ。普段は何も言わねーのにやけに気にかけるじゃねーか」
渡辺「…別に」
翔太はスッと俺から離れる。
俺は遠くで仕事中の目黒を見る。
深澤「ただの同期、ねぇ…」
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作者名：ayane
| 作成日時：2021年8月19日 9時
