２８話 ページ32
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「さて・・・まずは落ち着かねえとな。カロンを助けるにしても、作戦会議からだ。このまま廃製鉄所に行くぞ、いいな？」
「廃製鉄所・・・あなたと戦った、郊外の廃墟ですわね」
「ああ。クク・・・大丈夫か、あそこは俺の根城だぜ？ジリアンをさらった時みたいにお前を誘い込んで、そのままリベンジマッチが始まるかもな？」
「バロウズ市長の指示でもなければあなたがそんな回りくどいことできるとは思いませんわ」
ノエルは「それに・・・」と言葉を付け足した
「独房から出たばかりで疲れているんでしょう？わたくしに気絶させられるようじゃリベンジもなにもないですわ」
「はっ、そりゃ悪かったな」
「ついたぜ」
今はもう製鉄所として使われていない場所
建物周辺には廃車やら鉄くずやらが散らかっている
テラは初めて訪れたらしく、辺りを見回している
「・・・なつかしい場所ですわね。たしか、ここであなたが・・・」
「ボマー、生きてたか！」
男の声と共に、廃製鉄所から数人の人が出てきた
「！？」
「なんだお前ら、まだこんなとこにいたのか・・・。へへ、わけあって脱獄してきちまった」
「今更俺たちみたいなハグレ者が行くあてなんてねーよ、ボスはお前だ」
「無茶しやがって・・・だがお前ならそう長くブチ込まれたままじゃねーと思ってたぞ！」
その人達はボマーの仲間らしく、帰還を喜んでいる
一人がノエルの存在に気づき声を上げた
「し、しかし、その隣にいるガキはまさか・・・」
「な、なんですのあたなたちは・・・？」
「クックック・・・安心しろよノエル。お前は個々の顔なんか覚えちゃいないだろうが・・・こいつらは俺の仲間。かつて俺と共に、ここでお前たちと戦ったアウトローどもだ。俺の戦力の一部だと思ってくれて構わない」
「・・・あの時のあなたの手下というわけですのね・・・。それを知ってなおさら安心できなくなりましたわ・・・」
「こいつらは俺が頭数に使ってただけで、バロウズとの繋がりはねえって」
後ろを振り向き、仲間たちのなだめる
「お前らも安心しろ、ノエル・チェルクエッティと後ろの奴は他でもねえ、俺の脱獄の手配した協力者だ。もう敵じゃない」
「・・・お前の脱獄を手配？どうしてまた・・・」
「ま、積もる話は中でするとしようぜ。こちとら、最悪な独房生活で疲れてるんだよ」
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抹茶ラテ(プロフ) - スフィアさん» 本当ですか！？有難うございます！(T_T) (2020年3月12日 7時) (
レス) id: 30aac23090 (このIDを非表示/違反報告)
スフィア(プロフ) - ありがとうございます！抹茶ラテさんの小説、今度見させてもらいます( ´ ▽ ` )ﾉ (2020年3月11日 22時) (レス) id: 94d334dba8 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶ラテ(プロフ) - 凄く面白いです！私も被虐のノエルの夢小説を書いています！ドレッセル兄弟推しです！(*^^*) (2020年3月11日 22時) (レス) id: 464cd51256 (このIDを非表示/違反報告)
スフィア(プロフ) - 嬉しすぎて禿げます(？)ｗ ありがとうございます！ (2019年11月9日 9時) (レス) id: 813c6134c7 (このIDを非表示/違反報告)
ねむりねこ(プロフ) - やばいです 面白すぎて禿げます（？） (2019年11月8日 23時) (レス) id: b1690d9a63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スフィア | 作成日時：2019年4月3日 16時
