3日目 午前 授業中 ページ11
暇だ。
歴史の授業はあまり好きではない。
必要最低限覚えなきゃいけないこと覚えたらもう良いんじゃないのかなと思う。
あとは覚えきれない。
退屈な授業を聞き流し、
窓際の席を有効活用して窓の外を見る。
どうやら外では体育が行われているらしい
ジャージの色からすると、3年生。
テニスをやっているようで、ラケットでボールを打つ音が聞こえてくる。
(北先輩、いるかな)
そう思い北先輩を探、
って待て待て
なんで私北先輩のこと探してんの！？
自分でもなんで北先輩のことを探しているのか謎で、
集中しようと思って手元のノートを睨んだけど。
やっぱ気になってしまいチラリと見る。
(あっ、北先輩いた…！)
北先輩はゲーム中のようで、コートの中でテニスをしている。
…めっちゃフォーム綺麗なんだけど。
これじゃ某テニスの王族より北先輩の方が…
いや、これ以上はやめておこう。
北先輩はゲームが終わったみたいで、
自分の体育着で汗を拭っていた。
(なにあれ、ビジュアル良…)
そんなことを思っていると、
北先輩の隣に知らない人が立って肩を軽く叩いてる。
(あの人、誰だろ…)
すると視線に気づいたのか、
知らない人が私に手を振っていた。
え、どうしよう。手振ってきてるよね？
手振り返した方がいいのかな…
取り敢えず控えめに振り返した。
(どうせなら北先輩に手振って貰いたかったのに)
少し残念だ、なんて思ってしまった。
北先輩は私に一切気付いてないみたいだ。
まあそりゃそうか。授業中だし
って、嘘待って北先輩こっちみてる。
北先輩はパクパク口を動かしてる
「じゅ、ぎょ、う、ちゃ、ん、と、き、け、や」？
怒られたけど、北先輩が気付いてくれた。
なんだか嬉しいようなむず痒いような感じで、
思わず顔が緩んでしまった。
私は北先輩に向かって頷くと、
北先輩は授業に戻って行った。
やば、なんか頑張れる気がする。
「なあ北！今の見たか！？」
「何がや」
「今可愛い子が俺に手振り返してきてくれたん！」
「…ほうか。」
「俺狙おっかなあ！」
「それ本気で言うとるん？」
「おん、当たり前やろ！あーゆ子程簡単に落とせるわ」
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ゆり(プロフ) - コメント失礼しますさん» コメントありがとうございます！北さんデビューおめでとうございます（?）北さんの良さをもっと伝えられたら光栄です笑草生え散らかしてください！ (2020年3月31日 19時) (
レス) id: 43b608d7b2 (このIDを非表示/違反報告)
コメント失礼します - 北さんの小説を見たのが初めて(そもそも稲荷崎が初めて)で、すごく好きです。推しになっちゃいます。ヤバイです。最後に感想を一つだけ失礼します。乙女ゲーの名前、サブタイトルちゃんとしろは草 (2020年3月31日 19時) (レス) id: b8fa42ddbe (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - 激辛マシュマロさん» 感想ありがとうございます！北さんをかっこかわいいよう書くよう苦戦してます笑夢主ちゃんには不憫なことにならないと進展がないので、少し可哀想ですが未来のためになのでしょうがないです。wこれからも更新頑張ります！ (2020年3月30日 18時) (レス) id: 43b608d7b2 (このIDを非表示/違反報告)
激辛マシュマロ(プロフ) - コメント失礼します！北さん無茶苦茶かっこよいです(*∩ω∩)夢主ちゃん不遇(笑)、これからも頑張ってください！ (2020年3月30日 18時) (レス) id: ccf10bcf9b (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - 推しが尊い。さん» コメントありがとうございます！お褒めの言葉ありがとうございます！体調管理も気をつけて更新します！ありがとうございます！ (2020年3月30日 17時) (レス) id: 43b608d7b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆり | 作成日時：2020年3月24日 15時
