本編 17 ページ34
みんなと別れ数分経った頃だった。
｢見つかんないねー。｣
弟が言う。勿論NPCも居るのだろうが、やはり人数が多い。
｢やっぱり取り込まれた人はいっぱいいるみたいだね…。｣
そう。ここに居る人の半数以上は、私たちが巻き込んでしまった一般の人なのだ。
｢何とかして探さなきゃだね。｣
早く一般の人を解放するためにも、急がなきゃ。
｢やっぱり見つからないです…。人が多すぎるし情報が少ないんですよ！｣
｢ありがとう、チサ。まさかアンタも手伝ってくれるなんてねえ…。｣
私の肩で一休みする小さな妖精は、なんと自ら手伝いをすると言ってくれたのである。
｢当たり前です！パラディンに使える精霊ですから。別に神也さんの為じゃないんですから！｣
｢ふふっ、ありがとね〜。｣
可愛いなあホント。思わず口元が綻ぶ。
｢何にやけてるんですか！まだまだ捜索が甘いんですから、行きますよ！｣
｢はーい！行くよ、イチ！｣
すると弟は不満げな顔で、
｢アネキ…チサにばっか絡んでひどい！！｣
と愚痴を零すのだった。
〜岩黄の家にて〜
｢ひーまー。｣
ソファに寝転がって足をバタつかせる。
｢…ッチ。だったら帰れよ！お前さんはお邪魔なの！！｣
腹立たしそうに岩黄が言う。っていうかこいつ今私に舌打ちした！？
｢私がっ！アンタの為にどれだけ頑張ってるか…！！｣
｢あー。はいはい。スミマセン〜〜〜。今オレ忙しいんだから黙っといて。｣
ダルそうな口ぶり。こ、こいつ…反省してないな……。
とにかく、今私が出来ることを探さなきゃな。
｢あ！そうだ、岩黄。お腹空いてない？｣
｢ん？…そういや、空いてるかもな。｣
だったら！
｢私、ご飯つくるよ。ね、冷蔵庫の物好きに使っていい？｣
｢いいですよ。｣
背後からぬうっとリナさんが現れた。
｢ひょわっ！あ、ありがとうございます！｣
お礼を言って台所へと向かう。
なんだ、ちゃんと私にも出来ることあったじゃん！
｢丁度、あたしもお腹空いてたんですよねえ。｣
リナさんがニコニコしながら言ってくれた。
物の置いてある場所を教えてもらうと、私は料理を始めた。
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りあ(プロフ) - もし、よかったら「貴方の完全オリジナル小説の派生作品をつくらせてくださいぃぃぃ！！！」を見てください♪そこに、コメントをぉぉ・・・どうか！おねがいします！！ (2016年3月2日 20時) (
レス) id: d722fb9a07 (このIDを非表示/違反報告)
ミラー。(プロフ) - りあさん» コメントありがとうございます！派生作品ですと！？書いていただけるのであれば書いて頂きたい！(((はい！遅いながらも頑張ります！ (2016年3月2日 14時) (レス) id: 072aee5fd4 (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - 面白いですね〜♪派生作品、かきたいくらいです！これからも頑張ってください！！応援してます！ (2016年3月2日 12時) (レス) id: d722fb9a07 (このIDを非表示/違反報告)
ミラー。(プロフ) - 黒子の葉っぱさん。さん» コメントありがとうございます！そのようなお言葉をありがとうございます…！更新はのんびりになりますが、出来ることならば最後までよろしくお願いします！アリスちゃんの出番を増やすように心がけますね！ｗ (2016年3月1日 14時) (レス) id: 072aee5fd4 (このIDを非表示/違反報告)
ミラー。(プロフ) - 里桜那さん» コメントありがとうございます！更新は相変わらずのんびりになりますが、それでもよろしくお願いします！ (2016年3月1日 14時) (レス) id: 072aee5fd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミラー。 | 作成日時：2014年3月11日 21時
