【イナイレ】夏色デイズ【カゲプロパロ】

memory21〜少年たちの捜索開始〜 ページ25

はい今の所の状況報告しまーす。

アフロディが団長等の許可なく霧野を連れ出しました。

それに加えて、鬼道(恐らく不動も同伴)も団長等の許可なく佐久間を連れ出しました。

Qではこの場合どうすればいいでしょうか？

A何としてでもコイツらを見つけ出す！！

基山「ああ〜もう〜！何でなのさ〜！？」

メカクシ団団長である基山が、団員の勝手な行動を一人嘆いていた。

でもな〜…どこかコイツ頼りがいがないとこあるしな。仕方ない←

基山「今あの二人は精神面がズタボロなんだから、あまり刺激を与えないでほしいのに……！」

涼野「……それに今の状態からして、いつ与えられた目の力が暴走するか分からない。早く見つけ出さなければ、町で問題を起こしかねないぞ」

『目を隠す』で姿を消していた涼野が、能力を解除してまともな意見を述べる。

確かに今霧野と佐久間が持つ能力は、どんなものなのか判明していない。

アタシや神童の能力であればさほど問題ないが、アフロディや風丸のような周りにも影響を及ぼす能力だった場合…それこそ町中でトラブルが起きるだろう。

風丸「ともかく早く五人を見つけないと！」

A「そうだな。そうとなれば……神童。アンタ今能力使えるか？」

神童「……は、はい！何とか出来そうです！」

神童の能力『目を凝らす』は千里眼のような力だから、人探しには持ってこいだ。

ただし神童の場合、人を見るにはその人に関係する物を通してじゃないと見れない。

その為、今回はアフロディと鬼道の私物を勝手に拝借しやる事にした。

神童「それじゃあいきます」

全神経を集中させた神童の瞳が真っ赤に染まって、対象物を覗き込む。

目に映った対象物の持ち主の映像が、神童の脳内へ流れ込んでくる。

神童の頭に流れてきたのは…沢山の人に追いかけられるアフロディと霧野。

喫茶店のような場所で話をしている鬼道と不動と佐久間。

神童「……見えました！アフロディさんたちは町の中央部の広場周辺に、鬼道さんたちは町の南部にある喫茶店にいます！」

涼野「場所が分かればすぐ行くぞ。なるべく早く、問題が起こる前に……！」

団員に頼られなかった事にしょぼくれている基山の代わりに、副団長である涼野が団員に指示を出す。

その指示に従い、アタシらは二手に分かれて捜索する事になった。

アフロディの方をアタシ・コスモ・涼野・神童。

鬼道の方を基山・南雲・風丸・豪炎寺。

さてと…さっさと見つけ出すとするか。

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