[2BRO.] あなたと過ごした記憶

#20 ページ21

ユリア｢あんたのせいでｯ!なんで私があなたなんかに負けるのよ!兄者もリスナーも取らないでよ!私の兄者!私のリスナー!返せよ!あんたなんか実況の世界にいらない!私の方が優れているんだからｯ!｣


勢いよく捲し立てるユリア、泣き叫び鼻水が垂れることも気にせず私を指さし叫び倒す。私は黙ってその言い分を聞き兄者をチラッと見れば拳を握っている。私は肩で息をするユリアに向け自分の思いをぶつける。


『無様ね。浮気して手に入れた兄者も結局は私の元へ、私も兄者への思いは捨てきれなかったけれどね…私はリスナーに真実を述べただけ、兄者をたぶらかし私に精神的苦痛を負わせた。それを暴露し炎上してるからって八つ当たりはやめてくれる?結局は人間性の問題じゃないの』


嫌味をたっぷり含んで言い返せば目に涙をため唇をかみ俯くユリア。何も言い返さなくなった時、私は弟者.兄者.おついちさんと目を合わせ4人でSNSを開きリスナーにむけ同じことを投稿する。
その投稿を見たユリアは兄者にすがるが冷たく突き放される。そして、更に炎上するユリアのSNSに励ましの言葉がたくさんくる私達のSNS。
その投稿に嬉しくなりつつ私はユリアを病室から追い出した。







A @_
本日をもってユリアはチームを抜けます。
私はたくさんの精神的苦痛を受け耐えきれません。

兄者 @_
皆様お騒がせしました。
チームは4人に戻ります。
Aにはたくさん迷惑をかけました。

弟者 @_
チームは4人に戻るけど、このメンバーの方がやりやすいよな!

おついち @_
やっぱりこのメンバーだよね!

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